iznewsハイライト December 2002

Date: Thu, 05 Dec 2002 10:22:06 +0900
From: Izumi Aizu
Subject: [iznews 00157] WSIS そして大分、そして、、

一年半ぶりのマレーシアからは、土曜の朝、戻ってきました。MSCも少しビルが増えてき
たようです。通信事業が、テレコムマレーシアの独占から競争へと枠組みが変わったとい
うのが、大きな変化でしょう。

そのままバタバタと一週間が過ぎようとしています。
いまは、1月中旬に迫った世界情報社会サミット(WSIS)のアジア地域会合のための舞台
裏の準備が佳境に入りつつあります。

また、今日・明日、大分で開く、ハイパー研のワークショップとで、かなりてんてこ
舞いしてます。その間に富山に一泊で行ってきました。いまは、大分への機上です。

大分では、<Eコミュニティの未来>というテーマで、フランスから、地域ネットの
「活動家」のプジョーさんに、ソウル市からもお二人をお招きして、グローバルな状況から
も学ぼうとしています。フランスは、保守政権に交代したことで、ICT政策もかなり変わろう
としているようです。

WSISは、今はまだまったく注目されていませんが、来年の後半になってくると、相当騒
がれるイベントになるように思います。国連主催の、正式のサミットですから。(盛り上が
らないだろう、という説もありますが)。 

このリストのメンバーのメディア、ジャーナリストの皆さん、ぜひ1月11−15日の東京会議
を取材してください。アジアの元気なNGOたちも、たぶん続々来ると思います。
(幸い旅費補助が認められたために)。

いまのところ、「Youth(若者)」、「ジェンダー」、「太平洋島嶼国」、「開発と
ICT」といったテーマが11−12日に開かれる分科会で取り上げられるでしょう。まだ調整中
なのですが。

また15日には小泉首相のスピーチがある、かもしれないということです。どうなるのか
わかりませんが。

東京の準備会合については、  www.wsis-japan.jp/

および www.itu.int/wsis/events/asia.html

に情報があります。参加申し込みも始まっています。

<情報社会>という、とらえどころのないテーマのために、国連(加盟各国)、国際機関
が、いわば、手探りで格闘しているというのが実態です。そこに、産業界に加えて、NGO
も正式にメンバーとして参加するということで、事態はかなり複雑になっています。

この「情報社会= Information Society」というのを英語で初めて提唱したのは、故増田
米ニさんです。ためしにインターネットの検索エンジンで Information Societyと検索
してみると、増田さんの論文を引用した論文がかなりひっかってきます。たしか1982年
だったかに、英語で "information Society as Post Industrial Society"という本
を、最初は私家版で自費出版し、世界各国のリーダーに送ったところ、その内容が高く
評価されて、後に World Future Society という学会から正式に出版されたものです。
日本語の『原典情報社会』(TBSブリタニカ)は、この英語版を元に書き下ろされたものです。

私は増田さんがまだお元気なときに、彼を囲む勉強会があって、よくその頃の話を
伺ったものでした。彼がよく、「情報社会が進展するほど、自発的な市民のインフォー
マルな活動がフォーマルセクターを上回るようになり、情報市民公社ができていく」、と
熱をこめて語っていらっしゃった姿が目に浮かびます。登場したばかりのパソコン通信
について説明すると、「それこそ僕が予言してきたものだ」と目を細められていました。

会津 泉

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Date: Fri, 06 Dec 2002 09:54:32 +0900
From: Izumi Aizu
Subject: [iznews 00158] 読売新聞のコラムに書きました

昨日から大分でのワークショップに来ています

読売新聞に、中国の、上海、杭州のことを中心に書きました。
よろしければ、以下をご覧ください。

www.yomiuri.co.jp/bitbybit/bbb07/2c0203.htm

編集担当の島田さん、原稿に出てくる夏瑛さん、いずれも
このリストのメンバーです。
とてもお世話になりました、ありがとうございます。

(このコラム、今年いっぱいだそうで、ちょっと残念ですが)。

会津 泉  

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Date: Mon, 09 Dec 2002 15:45:40 +0900
From: Izumi Aizu
Subject: [iznews 00161] 成田から

またまた、成田からです。たぶん、これが今年最後の、成田からのメッセージ
になるはずです。バンコクへの出張、アジア・シビルソサエティ・フォーラム、
NGOやNPOの集まりで、国連の関連組織が呼びかけたものです。

雪の日の出発というのは、さすがに初めてで、便は遅れそうです。
表示では定刻、でも実際は、たぶん2時間近くズレそうで、4時の出発が
6時頃になるでしょうか。

今回の出張では、来年1月に東京で開かれる、世界情報社会サミットのアジア
太平洋地域会合への、アジアのNGOの参加を促進するのが目的で、主催者
側からも来てほしいということで、すでに出発したGLOCOMのアダムと合流し
て、準備状況を説明し、どうやってかかわれば意義のあるものになるのかを
一緒に相談してこよう、というものです。 政府の側は、NGOの参加を認め
過ぎることを警戒し、プログラムでも限られた役割しか与えようとしないのです。
しかし、それでは、本来対等の立場で参加するはずのNGO、NPO、あるいは
CSO(Civil Society Organization)は納得できません。

現実問題としてはなかなか難しいけど、きちんと責任のある主張を通す必要が
あると思ってます。

会津 泉

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Date: Mon, 16 Dec 2002 10:52:19 +0900
From: Izumi AIZU
Subject: [iznews 00164] 歳末に

土曜朝、バンコクから東京に戻ってきました。
時差は2時間ですが、温度差は30度ぐらいあります。戻ってきた
ときのほうが、より強く感じるようですね。

バンコクは、アジア市民社会フォーラム、NGO団体中心の会議
でした。農業、女性、人権、開発、、、テーマはさまざま。そのなか
で、世界情報社会サミット(WSIS)の、とくに来月東京で開かれる
アジア太平洋地域会合について、説明をしたり、要請書をまとめ
たりで忙しくしてました。
 帰ってきてからも、土日に続けて、WSIS関係の打合せがあって
ぜんぜん休めないままで、少々疲労がたまってます。風邪をひか
ないように、気をつけなきゃと、気合いを入れるようにしてます。

 皆様も、師走できっとお忙しいことと思いますが、飲みすぎ、
働きすぎ、食べすぎにはどうぞ気をつけてください。はやく正月
ののんびり休暇がほしいですね。

 そう、ハワード・ラインゴールド氏が、新著『Smart Mobs』を
ひっさげて上京中です。ケータイ文化をとらえたもので、日本の
渋谷から始まります。なかなか面白そうです(私は最初しか
読んでないのですが)。明日、17日午後、グローコムで彼の
講演が2時からあります。もしどうしても参加されたいという方
がいれば、今日中にメールください。たぶん大丈夫だと思います。

会津 泉

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Date: Wed, 25 Dec 2002 03:45:40 +0900
From: Izumi AIZU
Subject: [iznews 00166] 世界情報社会サミット( WSIS)準備会合(1月11日〜15日)NGO参加を

すっかりご無沙汰してます。

WSIS アジア太平洋準備会合へのNGOへの参加呼びかけ用のメッセージです。

日数もほとんどなくて辛いのですが、適宜、編集を加えていただき、活用されれ
ば幸いです。

連日、この会議の準備に忙殺されています。連休も。

アジアのNGOを招待するのが押せ押せになって、、、ビザ、航空券の手配など
が間に合わないぎりぎりなんです。

会津 泉

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                         [転載歓迎・重複深謝]

世界情報社会サミット(WSIS)アジア地域準備会合 (1月11日〜15日)

NGO参加のよびかけ

 世界情報社会サミット(WSIS)は、国連が主催するサミットで、2003年12月に
ジュネーブで、2005年にはチュニジアで開催される予定の大規模な国際会議です。

 このWSISのアジア地域準備会合が、日本政府がホストして、来る2003年1月13日
から15日まで、東京・高輪プリンスホテルで開催されます。それに先立つ1月11日・12日
には国連大学でNGO中心の「サイドイベント」が開催され、両方を含めてアジア・太平
洋地域から多くのNGOの人々が参加する予定です。

 「情報社会」をテーマとするこのサミットは、各国政府、国際機関に加えて、産業界、
NGO(市民社会)も重要な構成メンバーとされ、対等の立場で参加できるものとされ
ています。情報技術を推進剤としてグローバリゼーションが進む世界の流れのなか
で、いま形成されつつある情報社会とはどのような社会なのか、どうすれば市民に
とって真に望ましい情報社会ができるのか、情報の富者・貧者、いわゆるデジタル
デバイド問題にどう取り組むべきか等々、国際的な視野で議論すべき点は多々あ
ります。

 この東京会合では、言語や文化の問題、デジタルデバイド問題を含めて、アジア
型社会の特色、本質を踏まえて議論を行い、サミットそのもののテーマ設定の準備
プロセスに、アジアからの声を主張し、フィードしていくことが目的です。

 アジアのNGOは、11-12日に、Youth, Gender, Pacific Islands, Communication
Rights,Defining Information Society といった独自テーマでのプレイベントを国連大学にて
開催します。こちらは原則として事前の参加登録は不要です。

 日本では、十分な広報活動ができていないこともあって、この会議への関心はま
だまだ低いのが実態です。開催まで一ヶ月を切り、日にちもないところを恐縮です
が、皆さんの参加をぜひ呼びかけたいと思います。

 なお、参加するためには申込み・登録が必要です。締め切りは1月3日の予定です
ので、ぜひ至急お申込みください。 申込みは、http://www.wsis-japan.jp からお願
いします。13-15日は日英の通訳も用意される予定です。

WSIS日本NGO委員会
事務局:国際大学GLOCOM
(担当:会津泉、Adam Peake、増田由美子)  e-mail: ap-wsis@glocom.ac.jp

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Date: Thu, 26 Dec 2002 01:22:54 +0900
From: Izumi AIZU
Subject: [iznews 00170] Re: 世界情報社会サミット(WSIS)準備会合(1月11日〜15日)NGO参加を

高橋さんのご指摘には、正直、耳の痛いところもあります。

主催者の総務省さんのウェブページをみても、まだほとんどたしかな情報
は公開されていません。プログラムも固まっていないところが多いし、
いったい何の議論ができるのだ、成果はなにかと問われると、辛いところも
あります。

他方、この準備会合で出された意見が、アジアの意見として集約され、2月
にジュネーブで開かれる第2回準備委員会で、全体テーマの設定内容に
反映されていくことになります。それが、来年12月のサミットの内容、枠組み
を決めてしまいます。

アジアのNGO、市民社会団体のなかでも、熱心に取り組んでいるところは
数は少ないのですが、いくつかあり、11月と12月にバンコクで宣言文を
まとめて、事務局に送ってます。デジタルデバイド、文化の多様性、
コミュニケーションと人権、などなど、抽象的かもしれませんが、重要な
指摘もしています。

私自身は、なんとかそうした活発な動きをしているアジアのNGOが、実質的
に参加できるようにと、GLOCOMとしていろいろ動いてきました。
官僚制、国際機関の壁が厚くて容易なことではないですし、実のある成果が
期待できるのかというと、いまでも、確かにはいえません。

でも、ある程度はなんとか意義があるものになるかな、という感触はよう
やくもてるようになってきました。一ヶ月前までは、とてもとても、、でしたが。

今回も、ジェンダー、若者、太平洋島嶼国などの個別テーマで、NGO
などによる「サイドイベント」が、直前の11、12日に国連大学を会場に
開かれます。

<情報社会の定義>というのも、一つ企画しようと思っています。

13日には、NGO企画のパネルが全体会のなかで開かれることになりま
した(やっと、、、)。

助成金をかき集めて、合計で9万ドル、アジア各地のNGO、30-40名を招待
できそうです。イラン、アフガニンスタン、モンゴル、東チモール、中国、
タイ、バングラデシュ、パキスタン、インド、マレーシア、フィリピン、サモア、
フィジー、スリランカ、韓国、台湾、香港など20カ国近くにはなると思います。
ただし、いまでもビザ、チケット手配などで時間切れ寸前なのですが。。。

こうした声をあげることが、国連サミットという場で実際にどれだけの意義が
あるのかということについては、なんとも申し上げられませんが、手探りで
<参加することに意義がある>というように取り組んでいます。

あまりお答えになってはいないかもしれませんが・・・。

会津 泉

At 16:51 02/12/25 +0900, Toru Takahashi wrote:
>会津さん、
>
>IAjapanから参加すべきなのでしょうか。
>私は、中身に期待が持てないように思いましたが。
>
>高橋 徹

 

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