iznewsハイライト September 2002

Date: Tue, 10 Sep 2002 11:38:10 +0900
From: Izumi Aizu
Subject: [iznews 00007] ワシントンから

ボストン郊外から、週末にNYに移動し、昨日、ここワシントンに来て、一日仕事を
して、明朝、NY経由で日本に戻ります。

こちらは、テレコム業界が、ワールドコムの崩壊も含め、総崩れ的な状況で
暗い話ばかりです。

そこに、韓国を筆頭に、香港、台湾、日本などのブロードバンドの急速な普及の
話をしてきました。スウェーデンのストッカブのコムステッド氏も、ボストンの会議には
来て、同様に、コミュニティ・ファイバーの可能性を信じて、アメリカの暗さを信じられ
ないと話して意見が一致してました。

ブッシュ政権は、ITポリシーについて、明確な方針がありません。テロ事件の影響、
共和党の「小さな政府=最小限の規制」に引っ張られて、次の時代を見ることが
難しいようです。

今夜は、ワシントンでいちばん古くからの友人で、メタネットを動かしていて、リサ・
キンベルとそのパートナーでロイヤーのジョン・クーニーの家で、小さなパーティー
をしました。

FCCのロバート・ペッパー氏、彼のしたで働く、ボブ・キャノン氏をはじめ、元
FCC、商務省のエリオット・マックスウェル、そしてなんとかつて東京でTWICS
というパソコン通信を伊藤穣一さんとはじめ、後にPSIに移ったジェフ・シャパード
氏も来てくれました。あとは、メリーランド大学のアーニー・ウィルソン教授、同じく
ビル・ドレイク氏と、、、ここの通信・インターネット政策関連の研究者が集まり、
共和党の後ろ向け政策について、ひとしきり話題になりました。でも、その共和党
が政権=権力を握っているわけです。

去年の今ごろ、9月11日がNY、12日にワシントンに来たわけです。
今年は明日、一日早い10日にワシントンからNY経由で、日本に戻ります。

テレビは911特集がひっきりなしです。

会津 泉


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Date: Sun, 15 Sep 2002 15:16:55 +0900
From: Izumi Aizu
Subject: [iznews 00012] 帰ってきました


10日にワシントンからNYに行ってJFKを発ち、11日夕方、無事東京に
戻ってきました。

翌日すぐに仕事を入れたので、時差ボケというか、やや疲れが出て、
仕事ももろもろたまっていて、ここに何も書けないでいました。まだ
夜中に目覚めて、数時間眠れない、といった調子です。やれやれ。

リストに切り替えでは、皆様にご迷惑をおかけしました。なんとか
立ち上がったようですね。投稿は、必ずiznews@ml.anr.org 宛て
でお願いします。 

最近入られた方、しばらくご無沙汰の方、よろしければどうぞ自己紹介
やら近況報告などしてください。

関根さん、大事なテーマなので、どうぞご遠慮なく、これからも書いてください。

池田さん、たしかに、ヤバイですねえ。それにしても、古く?は、住専、そして
銀行の不良債権問題から、道路公団、林野庁の国有林から、東京、横浜、
大阪、神戸などの臨海開発、関空、ダム、年金、健保などなどなどなど、
どうしてこうも無駄な事業に次々に巨額の資金が流出する無責任構造ができ
てしまったのでしょうか。

かつて、日本は経済は、ちがった政治は二流だけど、経済と官僚は一流、
でしたっけ、そんなセリフがありましたよね。ともあれ、信じられないエリート
主義がまかり通っていたわけです。

その世代は、徐々に引退して、優雅な年金生活を送れるようですが、これか
ら働き盛りになる世代は、人口は減少するし、前の世代のツケを丸ごと負担
させられる、ということになるのですかねえ。。。

私も今年で50歳になったのですが、他人事ではないし。若い人たちに
どうすれば納得のいく、責任のとれる構造にできるのかなと考えさせ
られることしばしばです。

公平より公正ということ、考えてみたり。

で、問題は日本のなかだけでないって、UDの問題でも、端的に感じさせられ
ます。反対に、アメリカも、エンロンやワールドコムの不正決算に始まって
底が抜けたというか、モラルハザードというのは、東西共通の陥穽なのかな
とも思います。

秋の宿題は、重いですね。舌足らずですみません。

会津 泉


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Date: Sun, 22 Sep 2002 09:44:46 +0900
From: Izumi Aizu
Subject: [iznews 00023] Re: 帰ってきました


At 23:03 02/09/21 +0900, Motoki yamazaki wrote:
>私は親の世代を非難するなんて畏れ多いことを言っているのではなくて、
>人生の後輩として、先輩に「晩節を汚さず責任をとってからあの世に行って
>下さい」というご忠告を申し上げたいという気持ちなんですけどね。

私も、親の世代=現在70〜80歳以上の人たちのことを指しているという
より、その下、山崎さんがよく批判されていた世代の団塊の世代とか、
そのすこし上の人々、戦後の高度成長のエンジンになった世代より、
その次の、その成長の成果を失うような構造をつくってしまった世代、
あるいは、社会構造(老若含めて)全体を対象にしたつもりでした。

反対にいえば、年金の払う額がもらう額よりはるかに多くなるような、
若者世代も、ここで不満を批判と提案に変えて発言、行動しないと
いけないと思いますし。

>具体的には、シニアの保有する資産を後世の役に立つように活用していただく
>ような政策を講ずることが必要ではないか、ということです。
>
>税金で強制的にまきあげる、という手法だけでは足りないので、もう少し
>シニア世代の琴線に触れるような手法を考える必要があります。

相続税の前倒しも、そうですか?

>これが旨くいかなかった場合には、池田さんが仰るように、今の子どもの
>世代の将来は全く暗いということになるでしょう。賢い者から日本を脱出
>することになると思います。


昨日も大阪で、「ITと国際協力」をテーマにしたミニシンポジウムというのに参加
して、

「日本はこんなに財政が破綻寸前で借金だらけなのに、それでも海外援助に
多額のお金を出すのは、どうして?」という疑問をぶつけてました。

学生にこんな質問もしてみました。

「あと20年すると、日本経済が破綻して、日本のGDP総額は世界50位以下、
一人あたりでも30位以下になる?」

「その頃には、日本は中国やインドから援助を受けるようになる?」

イエスと答えた学生もいました。

日本は20年間マイナス成長が続き、財政破綻からハイパーインフレが起き、円の
通貨価値が100分の1とかに切り下げられれ、一方、中国やインドが年間5%以上
の成長を20年続けていけば、十分ありえるシナリオなのかな、と思います。

でも、ノーという学生もいました。「どうして?」と聞いたら、
「社会インフラも整っているし」と答えられたので、

「その社会インフラって、何のこと? 道路、電力、通信、教育、金融、郵便、空港?」
と思わず聞き返してしまいました。 道路公団、原発、大学の競争力低下、などなど
いずれも、そのインフラが構造的に破綻に近い状態であることが問題とすれば、その
インフラを土台として展開される社会そのものの質の低下も避けられないはず
で・・・・。

最近日本国の財政の資産(負債)状況が発表されましたが、その相当部分が、
年金だそうですね。

「坂の上の雲」を見上げる時代から、「足元の向こうにあるかもしれない黒い穴」
を見なければいけないのかと、暗い気持ちになってしまいました。

上海の元気な姿が対比されます。

会津 泉


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Date: Sun, 22 Sep 2002 10:44:51 +0900
From: Izumi AIZU
Subject: [iznews 00024] 米商務省のブロードバンドレポート


23日の月曜、日本時間だと火曜に、米国商務省からブロードバンドについ
てのレポートが出る予定です。 www.ta.doc.gov です。

たまたま先日の出張の際、ワシントンで、FCCのペッパー氏に紹介されて、
担当者のブルース・メルマン氏とそのスタッフに30分だけ会うことができて、
私が書いた東アジアのブロードバンドについてのペーパーを渡して説明と
議論をしたのですが、そしたら、ドラフトを送ってくれました。

私が書いた韓国の状況などについてもいくつか引用されました。

いま公開するわけにはいかないのですが、個人的にご希望があれば、
ファイル送ります。

全体として、需要サイドに議論を限定したもので、(供給側については、FCCと、
同じ商務省のなかのNTIAの担当だとして)、コミュニケーションが重要だとか、
利用者自身が情報発信するようになる、ゲーム、デジカメの利用も含め、
当然といえば当然ですが、かなり的確な分析、視点をもっているように思います。

著作権、自治体=コミュニティ単位でのネットの構築なども含め、問題点
の理解はよくできているように思います。

問題は、では政府は何をすべきか、ということになりますが、そこはあまり
強くは出していないように思えます。 

とりあえず、以下がタイトルです。

UNDERSTANDING BROADBAND DEMAND
A Review of Critical Issues

Office of Technology Policy
U.S. Department of Commerce
September 23, 2002


会津 泉


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Date: Fri, 27 Sep 2002 11:34:05 +0900
From: Izumi Aizu
Subject: [iznews 00043] Fwd: 拙著についてのお知らせ


人工生命研究会のリストにのっていた、ご本人からのお知らせを
転送します。

きっと面白い本だと思いますので、ご関心のある方、ぜひどうぞ。

会津 泉


>Date: Thu, 26 Sep 2002 17:48:19 +0900
>Posted: Thu, 26 Sep 2002 17:48:20 +0900
>From: Tsutomu Hoshino
>Subject: [a-life 00234] 拙著についてのお知らせ
>
>(拙著についてのPRで、申し訳ありません)
>
>在職中から執筆しておりました、アラン・チューリングの
>人生とコンピュータ科学に残された課題について評論した
>拙著
> 『甦るチューリング』(NTT出版)定価 2400円
>を、この度、上梓いたしました。9月27日より書店に配本さ
>れる予定です。
>
>この本は、月刊アスキーに連載しておりました『生命は計算
>できるか? チューリングへの旅』に大幅加筆したものです。
>ぜひ店頭にてご覧いただきたく、ご案内申し上げます。
>なお、私のホームページ
> http://www1.accsnet.ne.jp/~thoshino/index.html
>においても、「はじめに」「目次」「終わりに」をお読み
>いただくことが出来ます。
>
>今後とも、ご支援ご鞭撻頂きますよう、お願い申し上げます。
>
> 星野 力

 

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