iznewsハイライト October 2001

Date: Thu, 4 Oct 2001 15:22:58 +0900 (JST)
From: Izumi AIZU
Subject: [iznews] また出かけます

テロ事件をめぐる皆さんのご意見、ご感想、ずっしりきますね。
先週木曜に帰ってきて、はや一週間。土日に大分に出張したのが
響いて、疲労回復にいつもより時間がかかりましたが、どうやら元に
戻ってきました。タマっていた新聞、やっとすこし読めました。

というなり、早くも来週月曜から、またDOTフォースの会合で、
モントリオールに出張です。13日に帰国の予定です。

ただし、その間に米軍のアフガン作戦などが始まると、会合
が中止されたり変更になる可能性もないとはいえません。

関根さん、もうすこし詳しい内容など、いずれ教えてください。
高橋さん、悲しいお知らせ、ありがとうございました。ロジャーには、
最初のプロバイダー、IIKKのサービス開始のときに、村井さんの
代役とかで記者会見に同席して、インターネットの意義について
一言お話をした記憶があります。 まさか、ですね。

最後に、ちょっとうれしいニュースです。『アジアからのネット革命』
おかげさまで、増刷になったと、版元から連絡がきました。
これも皆様のご支援のおかげです。 

といいながら、図々しく、あらためて宣伝します。
まだのかた、ぜひお買い求めのほど、お願いします。
たとえば、アマゾンですと、ここから直接注文できます。
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版元=岩波書店は、こちらから購入できます。
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たくさんまとめてご注文いただける場合には、私にメールをください。
著者割引が可能となります。
よろしくお願いします。

会津 泉

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Date: Thu, 4 Oct 2001 15:23:00 +0900 (JST)
From: Izumi AIZU
Subject: [iznews] 三浦さんを偲んで

五月に悲しいお知らせをした、朝日パソコンの元編集長、三浦
さんの記念会の企画が、来週14日の日曜日に開かれます。
故人と親しかった方に限ってご案内を送りたいと思うので、たい
へん恐縮ですが、ご希望の方、私までメールをいただけますか。

会津 泉

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Date: Thu, 4 Oct 2001 22:27:17 +0900 (JST)
From: Izumi AIZU
Subject: [iznews] ネット上の権利侵害、加害者の身元開示? 大臣が罰金!!

1日の日経新聞に、以下のような記事が出ていました。
「ネット上の権利侵害、加害者の身元開示・被害者に請求権
 総務省はインターネット上の著作権やプライバシーの侵害などの被害者を救うた
めの新法案をまとめた。被害者が接続会社(プロバイダー)に加害者の身元開示を
求める権利を創設、接続会社が違法な情報の削除などを怠った場合に総務相が
是正を命じ、罰金を科すことができる(以下略)」
http://it.nikkei.co.jp/it/top/topCh.cfm?id=20010930eimi139030

これは、かなり問題がある内容だと思えます。実は村井さんからのメールが
回ってきて、初めて気が付きました。

で、気になるので、昨日、総務省 料金サービス課、経産省情報政策課
などを、短時間ですが訪問し、現在の状況などについて聞いてみました。

いまのところ、法務省、法制局など、関係省庁との間で法案の字句・内容について
検討をまわしている段階で、10月中旬には法案として提出する予定のようです。
内容は、昨年、堀部先生が座長でまとめられた「インターネット上の情報流通の適正確
保に関する研究会」の報告書
www.soumu.go.jp/joho_tsusin/pressrelease/japanese/denki/001220j601.html
に沿ったものだといってます。
これについてのパブリックコメントも行われていますが、集まった意見はわずか19
件でした。
www.soumu.go.jp/joho_tsusin/pressrelease/japanese/sogo_tsusin/010202_1.html
日経の記事で、「大臣が罰金を課せる」といったところは誇張もあるようです。
この発信者情報の開示義務条項については、かなり問題があるという認識も政府内にも
あるようで、省庁間でも意見の一致はまだないようです。

経産省も、「政府による規制」というのはかなりまずいのではという認識のようです。
背景に著作権者側からの強い圧力があるようです。パブコメも、彼らの意見が多かった
のではないでしょうか。内訳は公表されていませんが。

しかし、見過ごしていると、いつのまにか法案成立の流れは変えられなくなることも
十分考えられます。関係者の皆さんで、検討し、政府規制ではなく事業者、利用者
による主体的な管理=ガバナンスの原理を実現していくことが重要なのではないでし
ょうか。

会津 泉

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Date: Fri, 5 Oct 2001 08:19:54 +0900 (JST)
From: Izumi AIZU
Subject: [iznews] Re: Digital Divide?

池田さん、いつもながらの鋭いコメント、ありがとうございます。
若干というか、かなりゴカイがあるような気がします。

>そもそも、そういう「デバイド」が存在するという統計的な証拠は、これまで一
>つもありません。存在するかどうか疑わしいものに外務省が多額の予算を出すの
>は問題です。関根さんのおっしゃる
>
> > また、ネパール、インド、エチオピア、モルドバなどの
> > 参加者からの報告は、かなり衝撃的でした。日に1ドルしか
> > 収入のない国で、電話の敷設率も低く、電気も水も供給が止まる
> > ような場所でのインターネットアクセスをどうする
>
>というのは古典的な「貧富の格差」の問題で、デジタル技術で解決できるもので
>はありません。逆にデジタルな格差が貧富の差を拡大しているという証拠はあり
>ません。

  外務省&日本政府が、小渕・森政権による沖縄サミットの際に途上国のIT分野
への支援のために向こう5年間で150億ドルを支出する用意があると発表したの
は事実です。

 しかし、これが本当にデジタルデバイド解消のために、新規に多額の予算を提
供するものであるのかどうかは、十分な検証が必要だと思います。

 まさに「古典的な貧富の格差」の解消策として、従来のODA予算などを見かけ上
付け替えたにすぎない、と私は思っています。もちろん多少の新規分もありますが
多額とはとてもいえません。

「デジタルな格差が貧富の差を拡大している証拠」は、明示的にはないと思います。
その反対に、ITによって貧富の格差が縮小する、というのも単純に実証はできない
でしょう。

 しかし、「ドットコムブーム」が席捲していた当時、ITで先進国はますます豊かになり
途上国は置き去りにされるという図式は、一定のリアリティを持っていたと思います
し、いまもそのリアリティは大きくは変わっていないと思います。なにより第二次大戦
後の国際開発援助の歩みのなかでの「貧富の格差の解消」は、一部例外を除けば
ほとんど実現されなかった、と思えます。DOTフォースに限らず。

>この言葉は、もともと存在意義の疑われている米国の商務省が民主党政権の時代
>にその存在を正当化するために作り出した「デジタル・エコノミー」キャンペー
>ンの産物で、それに沖縄サミットでネタに困った外務省が乗ったという、きわめ
>て政治的な言葉です。DOTフォースも、悪いけど外務省のスタンドプレーにすぎ
>ず、いつまでもやるものではないと思います。

DOTフォースは、外務省は、一年で終わり、にしようと思っていたようですが、どうや
ら日本の外務省のスタンドプレーの枠を超えて、別のスタンドプレーの世界で動きつ
つあるようです。開発、経済にかかわる国際機関、国連そのもの、など。

 ITやインターネットは、貧富=経済ゲームとは別の、公文さんの言う「智のゲーム」
にかかわる部分のほうが大きいと思っています。DOTフォースにもできるだけそういう
視点から参画してきました。

このあたりは、いずれちゃんとレポートしたいと思っています。
よろしければ、以下をご覧ください。
http://it.nikkei.co.jp/it/njh/njh.cfm?i=20010112s2001s2
http://www.glocom.ac.jp/project/chijo/2001_08/2001_08.pdf (PDF)のなかの拙稿。

>今回のテロ事件が明らかにしたように、世界を引き裂いているのはデジタルな分
>裂ではなく、生きるか死ぬかのリアルな分裂であり、残念ながらその現実は昔も
>今も変わりません。「デジタル・デバイド」などという概念は、真の問題を隠蔽
>するfake problemだと思います:
>
>http://www.hotwired.co.jp/bitliteracy/ikeda/010926/

概念論争は苦手なので避けますが、私自身は、かなりフォーカスを絞り、
インターネットの管理・統治・運用の国際的な仕組みに、先進国、途上国
含めてグローバルな協働体制ができるために、途上国あるいは経済的
には必ずしも豊かではない主体が参加することを支援することは十分
意味があり、DOTフォースもその意味では「利用」できると判断しています。

テロ事件との関係については、いろいろ考えているのですが、まだ明確な
論理がつくれていません。デジタル・デバイド問題に取り組めば、テロの原因
となる深刻な問題への解決になるというほど能天気な考えは毛頭ありません
が、サイバーテロも含めて、今後、新しい<形>での国際対立・紛争が、
古くからある問題の表出として起きることは考えていく必要があるのでは
ないでしょうか。

昔から変わらない現実があることは十分わかります。それに対して、昔から
変わらない手法や論法をとることだけでは、問題解決ができないと思います。
という意味で、池田さんの書かれている

「西欧近代の負の遺産を清算し、中東に真の平和を取り戻さない限り、この
戦争に終止符を打つことはできないのである。」
ということには、私も全面的に賛成です。できれば、その先の方法論を
示していただくと、より議論は前進するのではないでしょうか。

DOTフォースの議論の場でも「西欧植民地主義」の延長のような発想に
さんざんぶつかり、議論してきました。しかし、それに反論するときに、
こちらも主体的な論理と具体的な方法論を用意して展開しないと、なかなか
有効で生産的な議論になりません。そこが難しいし大変なのです。

会津 泉

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Date: Tue, 9 Oct 2001 03:45:20 +0900 (JST)
From: Izumi AIZU
Subject: [iznews] DOTフォース モントリオール会合

以下、成田で書いたのですが、送り忘れて、もうモントリオールに着いて
しまいました。ともあれ、送ります。
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 池田さん、福富さん、コメントありがとうございます。
いま、雨の成田です。そのデジタル・デバイドを、「デジタル・オポチュニティ」
としてとらえようとする、DOTフォースの会合がモントリオールで2泊3日で予定
されているので、参加するのです。

 今回は、アクション・プランの詰めというか、これまで「何をするか」の議論を
していたのを、今度は「だれが、どうするのか」という、実施計画レベルに
落とすための議論です。

 貧富の格差の問題が重要なことは否定しませんが、それ以外にも、福富さん
が書かれた「権利」あるいは「価値観」にかかわる問題というのも大事だと思っ
ています。

 そういう意味で、GLOCOMとしては、インターネットに関連する新しい国際
標準や、管理運用体制などをめぐる分野で、途上国がもっと参加できる仕組み
をつくることにかかわろうと思っています。

 ちなみに、(時々聞かれるので)、このDOTフォース、私の分の渡航費は
外務省さんから出ます。同僚のアダム・ピークは、自主財源、なのです。
今後の展開を考え、資金もいただけるよう、考えなければならないわけです。

 そこで、(というわけでもないのですが)、11月の5日-6日に、東京で、
専門家会合を開催します。詳しくは、追ってご紹介しますが、ICANNの問題、
途上国政府のE戦略、カンボジアなどの文字コード問題など、いくつかの
テーマで具体的な討論を予定しています。

そろそろ搭乗時間です。では、また。

会津 泉

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Date: Mon, 15 Oct 2001 00:32:25 +0900 (JST)
From: Izumi AIZU
Subject: [iznews] 戻りました

例によって、出たり入ったりの報告ばかりで申し訳ないのですが、
金曜午後、一日予定を早めて、東京に戻りました。

 当初、NYに移動しようと思っていたのですが、なかなかアレンジ
が間に合わず、断念しました。というか、かなりのメンバーは、
モントリオールのDOTフォース会合に参加していたので、そこで
話が進んだということもあります。

 行っていればちょうど、あのテロ事件から一ヵ月後、だったので
すが。

 DOTフォースでは、ICANNなど、インターネットが生み出す新しい
国際組織にもっと途上国からの参加を支援、増加させようという
Universal Participation というワーキンググループを、GLOCOM
として、米国のマークル財団とともにCo-chair することになり、
これからそれに取り組むことになりました。もしかすると、月末
までに、またNYに行くことになるかもしれません。

 今回は幸い時差も疲れもほとんどなく、元気です。NY行きを
キャンセルして、その分たっぷり寝られたのが奏効したようです。

なお、今日の午後は、朝日パソコンの創刊時の副編集長、後の
三代目の編集長をされた三浦賢一さんを偲ぶ会が開かれました。

 私より2つ上、まだ50代になったばかりで、これからもうひと働き
というときに自ら命を絶つという、本当に悲しい別れ、でした。

朝日新聞社を中心とする仕事仲間の集まりでしたが、奥様とご
長男もいらして、全員が故人との親交を語るひとときでした。

 しかし、なんとも悲しく、悔しい最後でした。私も足かけ17年、
ずいぶんお世話になり、またヒントも差し上げたり、良いお付き合
いができていたのに、そのままになってしまいました。合掌。

会津 泉

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Date: Mon, 15 Oct 2001 23:00:18 +0900 (JST)
From: Izumi AIZU
Subject: [iznews] 別府湾会議のご案内 11/5-6

来ないと後悔します。きっと。11年目の別府湾会議です。

ストックホルムとモントリオール、地域でファイバーという世界でも最先端
の試み、それにWireLessも加わろうとしています。韓国からも最新レポート。

でも、機能、日経坪田さんにも言われたのですが、ここで基本から
固めなおすことが大事だ、と思います。ぜひぜひ、お越しを。

なお、国内ゲストスピーカーは、このiznewsの
メンバーの方に、さらに追加でお願いしています。確定しだい、また
お知らせします。でも申し込みは、どうぞお早めに。リゾート&リサーチです。

今年は湯布院も満喫します。CANフォーラムとの共催も追求してます。

会津 泉

ハイパーネットワーク2001別府湾会議のご案内
HyperNetwork2001 Beppu Bay Conference
「ブロードバンドコミュニティ」
期日:2001年11月15日(金)〜16日(金)
会場:大分東洋ホテル(大分県大分市)
   湯布院ハイツ及び湯布院町内の各会場(大分県湯布院町)
定員:300名
主催:財団法人ハイパーネットワーク社会研究所
共催:大分県/大分県産業創造機構/CANフォーラム/国際大学グローバル・
コミュニケーション・センター
後援(予定):総務省/経済産業省
朝日新聞社/大分合同新聞社/西日本新聞社/日刊工業新聞社/日本経済新聞社/
毎日新聞社/読売新聞西部本社/NHK大分放送局/大分朝日放送/
大分ケーブルテレビ放送/大分放送/テレビ大分
共同通信社/時事通信社
協賛(予定):NTTデータ/NTT西日本/日本テレコム/日本電気/富士通■ブロードバンドコミュニティ

未来のネットワーク社会のあり方について、地域を基盤とする視点で常に模索し
てきたハイパーネットワーク別府湾会議は1990年3月の第1回から10年以上が過
ぎました。この間の世界のネットワーク状況の変化は、あのとき日出(ひじ)の
会場にいた誰もが予想できなかったほど激しいものがあったといえます。

●インターネットとブロードバンド
その中心は、いうまでもなく、グローバルに普及したインターネットです。世界
のインターネット利用者は4億人に達し、うちアジアが1億、日本は4000万を超
えました。21世紀社会はインターネットとともに到来したといって過言ではあ
りません。

 とくに最近は、DSL、ケーブルから光ファイバーまでのいわゆるブロードバン
ドによる常時接続が急速に浸透し始めました。スウェーデンではストックホルム
市がファイバー会社を設立し、市民利用、産業振興に活用されています。韓国で
はすでに国民の半数近くがASDLやケーブルを利用し、ネットが生活になくて
はならない必需品となりつつあります。

 日本でも、政府が「e‐Japan戦略」を発表し、ネット先進国をめざす取組みを
進めていますが、都市部以外の地域コミュニティ社会におけるブロードバンドの
普及・振興策については、具体的な方向性がいまひとつ明らかになっていません。

●コミュニティこそ価値がある
しかし、コミュニティ自身による自発的な取組みは、岡山、高知、富山など、全
国各地で進んでいます。大分でも、新しい地域情報基盤として「豊の国ハイパー
ネットワーク」が始動し、教育、医療、福祉、電子政府など、生活の様々な分野
において新たな展開が可能となる状況が到来しました。

 ブロードバンドは、生活の場であるコミュニティでこそ価値があるはずです。コ
ミュニティ内部やコミュニティ間で知識や情報を共有し、協働を可能にするため
の基盤となるからです。

●どんな社会が到来するのか
 ブロードバンドの普及によってどのような社会が到来するのか、ネットの恩恵を
受けるところと受けないところの格差はどうすればよいのか、市民主体の新しい
産業、新しい生活、新しい価値観はどのように創造されるのか、それは既存の社
会の枠組み、価値観とどのような関係をもたらすのか、といった数多くの問いが
存在しています。

 こうした問題意識にたって、きたる11月、大分において、世界や国内で「コミュ
ニティ・ブロードバンド」という共通の課題に取り組んでいる方々をお招きして、徹
底的な議論、交流をしたいと思います。

 従来通り「リゾート・アンド・リサーチ」をスローガンに車座での夜なべ談義、大分
の海と山の幸を用意し、〈全員参加型〉の会議を実現したいと考えております。
 どうぞふるってご参加のほど、お願い申し上げます。
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PROGRAM
<第1日>
●会場:東洋ホテル
13:00 開会・オリエン
13:15 セッション1『グローバル・ブロードバンド 世界の動き』
    『ストックホルム市営ファイバー会社の5年間』
      アンダース・コムステッド(ストッカブ社 CEO)
    『光ファイバー コミュニティネットワーク作り支援活動』
      フランソワ・メナード(カナダIMS社)
   ■コーディネーター:会津泉(ハイパーネットワーク社会研究所、アジ
アネットワーク研究所)
14:30 セッション2『アジア・韓国との交流から学ぼう』
    『ブロードバンドアプリケーションベンチャー』
      キム・ソンウク(モビルーション社長)
    『韓国インターネットの技を盗め』
      チョウ・チャンウン
    ■コーディネーター:尾野徹(ハイパーネットワーク社会研究所、コアラ)
15:30 セッション3『コミュニティ・ブロードバンド 日本の動き』
    全国各地の地域ブロードバンドの取組み報告
    大阪、岡山、高知、神戸、茨城、三重、有線ブロードネットワークスほか
    「豊の国ハイパーネット」の今
      大分情報インフラ構想の進展報告 市民の視点・行政の視点
    「ブロードバンドコミュニティの展望」
      公文俊平(ハイパーネットワーク社会研究所)
    ■コーディネーター:杉井鏡生(インフォメーションコーディネーター)
       宇津宮孝一(大分大学、ハイパーネットワーク社会研究所)
〈ウエルカム・スピーチ>平松守彦 大分県知事
*1日目の会場では無線LANのホットスポットを準備します。
17:30 交流会
交流会後、湯布院へ移動●湯布院ハイツ及び湯布院町内の各会場
21:00 セッション4
   『コンテンツ、メディア、エンターテイメント』
     河口洋一郎(東京大学大学院)ほか
     メディア分野から見た、ブロードバンドネットワークサービスについて
     〜コンテンツ、ビジネスモデルなど
23:00 夜なべ談義
--------------
<第2日>
9:00 セッション5『どう使うブロードバンド』
グループ1『ケータイ・コミュニティ』
ゲスト:山村恭平(「iモード神話と真実」著者)
コーディネーター:藤野幸嗣(ハイパーネットワーク社会研究所)
グループ2『ネットを活用した市民活動』
ゲスト:寺岡伸吾(甲南女子大学)
コーディネーター:豊島慎一郎(大分大学)
グループ3『ブロードバンドテクノロジー』
ゲスト:林英輔(麗澤大学)
コーディネーター:吉田和幸(大分大学)
グルー4『情報バリアフリー』
コーディネーター:宇津宮孝一(大分大学)
グループ5『学校教育』
コーディネーター:凍田和美(大分県立芸術文化短期大学)
グループ6『電子自治体』
ゲスト:榎並利博(富士通総研)
コーディネーター:森稔樹(大分大学)
12:00 昼食
13:30 セッション6『全体討論』
     ブロードバンドコミュニティ 今後の展開
     各グループの報告と全体討論
     CANフォーラムの活動報告
     まとめ
15:30 終了
*このプログラムは9月末現在の予定です。内容に変更などの可能性もあります。
本会議は、全員参加の討論を大切にいたします。
スピーカーの方々には、「主たる発言者」という立場でご参加いただきます。
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●参加費 10,000円(資料代含む)
●その他費用 
・宿泊費 10,000円(湯布院ハイツ、1泊朝食、サービス料、消費税、入湯税含。
 昼食各自)
・交流会費 5,000円(夕食に相当)
●参加申込方法
 所定の参加申込用紙でお申し込みください。定員に達し次第締め切らせてい
 ただきます。
<この会議は、オートレースの補助金を受けて開催いたします。>
(会場のご案内)
大分東洋ホテル
〒870-0816 大分県大分市田室町9-20
TEL:097-545-1040(代)
FAX:097-545-1023
交通:大分空港より空港特急バスで約1時間、大分駅下車。
さらにタクシーにて約10分。
湯布院ハイツ
〒879-5191 大分県湯布院町由布院温泉
TEL:0977-84-3331(代)
FAX:0977-84-3335
交通:大分空港より空港特急バスで約40分、別府観光港下車。
さらにタクシーにて約40分。
事務局
財団法人ハイパーネットワーク社会研究所
www.hyper.or.jp
post@hyper.or.jp
〒870-0037 大分県大分市東春日町51-6
Tel.097-537-8180
Fax.097-537-8820●お支払いについて
 ◎当財団にお支払いいただきます。
●請求書  □ 要 □ 不要       ●領収書  □ 要 □ 不要
 宛先住所:〒
 宛  名:
 但し書き:
●下記の口座までお振込みください。
 普通預金 大分銀行勢家支店(店番号067)[口座番号]5058405
 [名義]財団法人ハイパーネットワーク社会研究所 理事長 公ク文モン俊平シ
ユンペイ
●お支払い予定日
        年   月   日
◎お部屋での飲食等の利用料金は各自でご精算いただきます。
●ご連絡欄

 

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Date: Fri, 19 Oct 2001 00:04:17 +0900 (JST)
From: Izumi AIZU
Subject: [iznews] デジタルシティ京都会議での感想など

新幹線で我が家に帰る途中に書いています。

昨日、大阪に行って、今日は京都で開かれた国際会議「ディジタ
ルシティ京都会議」に参加してきました。

 久しぶりに、いろんな人にお会いできました。
 まずは、山田村の倉田さん、相変わらずパワフルで、忙しいことで
は私も負けそう、、、。5歳から80歳までが使える、わかりやすいシス
テムということで、バーコードベースのインタフェースを開発されて実
用になりつつあるというご報告が印象的でした。

 人口2千人の村で希望する全世帯にパソコンを配布し、インターネット
につなぐという大胆な取り組みで世間を驚かせてから5年以上、でも、
2割の人たちが、パソコンにスイッチも入れなくなった、そのデバイドを
どうしようというのが、重い問いなのだそうです。別府湾会議にも来て
いただけることになりました。

それから、シアトルのダグ・シューラー。市民中心のコミュニティネットの
先駆者の一人で、たしか3年前、バルセロナで会って以来でした。彼も
グローバルなデジタルデバイド問題、そしてICANNなどのガバナンス問
題と市民の参加に強い問題意識をもっているというのでした。

会場では、日経の坪田さん、関西学院の中野さん、コロンビアから日本
に移動されて東大大学院と経済産業研究所で仕事をされている菅谷さ
ん、県立長崎シーボルト大学で教えている金村さん、神戸市のマルチメ
ディア推進課の松崎大亮さんなど、このリストのメンバーに多数お会いし
ました。

ホストされた、京都大学の石田徹さんも、やはりメンバーです。今日の最
後のプレゼンで、2年間の京都でのデジタルシティのプロジェクトの総括を
されました。

「成功したプロジェクトは少数の人が頑張ったものばかりで、大人数でのも
のは、すべて失敗だった」と語られたのが印象的

でした。そこで、その原因を質問してみました。すると「大人数のものは、
個人で参加していても会社の利益をあげようとする企業人と、理想に走ろ
うとするボランティアの人たちとの意識のギャップが大きい」、と答えられま
した。

飛躍するようですが、G8DOTフォースでは、政府、企業の代表に加えてNPO
も正式メンバーとなり、三者協働プロジェクトを追求してきました。それはなか
なかユニークな経験で、意義があると思ってきたのですが、ここにきて、日本
の企業代表が参加を辞退したいと言われて、ちょっと困っているのです。たし
かに、いまの厳しい不況のなか、目先の利益につながらない活動を続けること
は苦しいということは十分理解できます。でも、そこを越えて、未来をつくること
も、企業人の務めの一つではないかと思うのですが、違うでしょうか? 

火曜からまたNY行きとなりました。ICANNの会員制度の見直し問題で、NGO
とアカデミックな研究者によるNAISティームが、ICANNが設置した公式の調査
委員会(ALSC)と、双方の異なる意見を埋めるために対話しようということで集
まるのです。

 ホストは、NAISの資金を出しているNPOのマークル財団。ICANN理事会が、
次のロサンジェルスの会合で、この問題をきちんととり上げるのか、それともテ
ロ事件の議論に集中して、次回、三月にガーナで予定されている会合まで取り
組みを延ばすのか、という微妙な時期です。NAISの報告書も、会費その他で、
実現性がないという批判を受けていて、その点の修正も必要になってきています。
 こういう「舞台裏」というか、論点を明確にして議論を詰める活動に参加するのは、
負荷は高いのですが、重要なことだと思います。

 去年はJapanICANNフォーラムで、政府・産業界ぐるみで選挙に取り組んだ日本
ですが、その会員制度について関係者の取り組みは、とても低調です。最大の会
員を登録した国なのに・・・。

 ここにも、目先の利害が見えないと取り組まないという姿勢があるように見えて
なりません。自戒もこめて。

 明日は、経済産業研究所、池田さんたちが主催する、『CODE』の著者、レッシグ
氏を迎えてのシンポジウムです。コメントを頼まれているので、予習をしないと。。。

会津 泉

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
Date: Tue, 23 Oct 2001 11:24:14 +0900 (JST)
From: Izumi AIZU
Subject: [iznews] NYにまた

またまた、成田からです。NYに行きます。メインは、半日の会議、
ICANNの会員制度見直しをめぐる議論で、ICANNがつくった
委員会(ALSC)と、われわれが自主的につくったグループNAIS
の間の「対話」の場です。

現地、火曜に着いて、金曜には出るので、実質二日の滞在です。
このリストには、NY近辺の方って、あまりいないのですが、もし
いらしたら、メールしてみてください。お会いできれば・・・。

会津 泉

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
Date: Wed, 24 Oct 2001 02:35:48 +0900 (JST)
From: Izumi AIZU
Subject: [iznews] デジタル・オポチュニティー・フォーラム ご案内

NYのホテルにいま到着しました。
11月に、こういう会議を開催します。(www.glocom.ac.jp/dotforce/j/dof.html
専門家中心の、少人数のものですが、ご関心ある方、ぜひご参加ください。
お申し込みは、ウェブで(www.glocom.ac.jp/dotforce/dof/)どうぞ。

また、パンフレットも印刷してますので、ご希望の方、事務局にご連絡
くだされば郵送もできます。よろしくお願いします。

会津 泉

デジタル・オポチュニティー・フォーラム 「アジアの多様性と日本の役割」
Digital Opportunity Forum Asian Diversity and the Role of Japan
■日時 2001年11月5日(月)〜6日 (火)
■会場 経団連会館(9階クリスタルルーム) 東京都千代田区大手町1-9-4
■主催 DOTフォースNPO日本委員会(事務局:国際大学GLOCOM )
■後援 総務省* 外務省* 経済産業省*
     インターネット協会 経済団体連合会 国際情報化協力センター
     国際通信経済研究所* 通信機械工業会* 電気通信事業者協会
     電子情報技術産業協会 日経デジタルコア設立事務局
     日本国際問題研究所*日本ネットワークインフォメーションセンター* ほか
     [*は予定]
■目 的
 ・G8 ドットフォースの活動報告
 ・途上国におけるIT プロジェクトの事例報告と共有
 ・「ジェノア行動計画」を受け、アジアを中心とした途上国のIT プロジェクトへ
  の日本からの支援策についての検討
■お申込みは、http://www.glocom.ac.jp/dotforce/dof/から、
  10月31日までにお済ませください (定員50 名・先着順)。入場無料。
  なお、会議は英語で行なわれ、通訳はつきません。
■お問合せ 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター (GLOCOM )内
        デジタル・オポチュニティー・フォーラム事務局
        〒106-0032 東京都港区六本木6-15-21 ハークス六本木ビル
        Phone: 03-5411-6677 (代表)Fax: 03-5412-7111
        email: dof@glocom.ac.jp (担当:上村・増田)
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■プログラム(10月23日現在)■第1日(11月5日)
13:00−14:00 開会
Welcome Speech (総務省・外務省)
Keynote Speech (南アフリカ政府関係者)
14:00−16:00 セッション1
「アジアの多様性を活かすデジタル・オポチュニティの実現に
むけて」
山下東子(明海大学助教授)※コーディネータ
篠原浩一郎(BHNテレコム支援協議会事務局長)
川角靖彦(日本テレコム総合企画本部主幹)
浜田忠久(市民コンピュータコミュニケーション研究会代表)
16:15−18:15 セッション2
「ローカル・コンテンツ開発のあり方」
原田至郎(東京大学大学院情報学環助教授)※コーディネータ
ノーバート・クライン(オープンフォーラム・カンボジア)
18:30−20:00 レセプション
■第2日(11月6日)
13:00−15:00 セッション3
「eガバメント戦略と電子政府の展望」
佐賀健二(亜細亜大学教授)※コーディネータ
大橋有弘(明星大学教授)
ジェイ・ビー・クリスティアディ(インドネシア政府IT戦略調
整会議事務局長)
岡山淳(総務省行政管理局行政情報システム企画課長)
15:15−17:00 セッション4
「ITが提起する新たな国際的協議活動への参画」
  会津泉(国際大学GLOCOM)※コーディネータ
ニイ・クエイノ(ICANN理事、アフリカ)
高橋徹(インターネット戦略研究所代表)
17:00−17:30 総括 公文俊平(国際大学GLOCOM所長)
閉会

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Date: Fri, 26 Oct 2001 10:30:52 +0900 (JST)
From: Izumi AIZU
Subject: [iznews] from NYC

ニューヨークに来て3日目になります。夕方、ようやく時間ができて、
ワールドトレードセンターの近くまで行ってきました。

短時間だったので、十分に見ることはできませんでしたが、立入り
禁止のフェンスの向こうに、照明に明るく照らされた、崩れた建物の
塊が浮かび上がっていました。あの日から一ヶ月半もたつのに、
まだ青白い煙が立ち上がっています。

昨日、仲良くしている、出版エージェントのジョン・ブロックマンと
話をしたのですが、あの日から、知的な思考はほとんど活動停止
状態だといいます。なにをしていても、テレビを見ることは手離せ
ないようです。今回のテロ事件の中長期にわたる影響は、とても
計り知れないものがあるようです。

それにつけても、日本の社会システムが、いまの国際システムと
著しく乖離していることを痛感しています。テロ事件への対応だけ
ではなく、今回の出張の主目的の一つ、ICANNという国際非営利
組織づくりにしても、もう一つの目的である、デジタルデバイド問題
への取り組みにしても、日本からのかかわりは、あまりにも少ない、
あるいは質的に乏しいように思えてなりません。次の世代に期待
するしかないのかなあ、と。もちろん、多少誇張がある、と自分でも
思いますが。

明日の昼の便で東京に戻ります。

会津 泉

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Date: Fri, 26 Oct 2001 21:19:12 +0900 (JST)
From: Izumi AIZU
Subject: [iznews] from NYC その2

昨日書いたことの続きです。
こちらに来るとき、成田空港も機内も、ご承知のように、ガラガラでした。
出張も観光も、危険だから控えるということで。

飛行機のなかで聞いたら、これまでとは違って、日本人より外国人のお
客のほうが多いことが増えてきた、といいます。日本の航空会社だったの
で、これまでは多分7割以上が日本人だったと思います。

こちらでNYやワシントンに駐在している日本の企業の人と話したのです
が、日本からの出張が危険だということで一律禁止という企業が多いが、
自分たちの実感とはかなり乖離していると言います。

 日本のテレビや新聞の報道を通して、NYやワシントンは、同時テロや
炭疽菌事件で、いまも町中が危険であるかに思われているようだが、テ
ロのときも、現場から少し離れていれば、日常生活に別にそう大きな困
難があったわけでもなく、炭疽菌にしても、然りだというのです。

 大きな災害などのときは、現場の悲惨な状況や、被害にあった人たち
のストーリーが競って報道されるため、そればかりを見たり読んだりする
と、あたかもその都市や国全体が同じような状況になったと錯覚しがち
です。日本のメディアに限らず、一般に商業メディア全体にその傾向が
あることは否定できないと思いますが、今回の例でいうと、おそらく日本の
メディアの突出ぶりは相当なものだったのではないでしょうか。

 かつてよく「日本の常識は世界の非常識」という言葉が使われましたが
まだそれは生きているような気がします。

 もちろん、アメリカでも国内旅行は激減していますし、日本からだけで
なく観光客全体が減少しているのも事実のようです。

 しかし、一方で、町の様子を見ても、少なくとも表面的にはごく通常の
生活が続いているようにも見えます。レストランやお店もけっこう混んで
いますし。

 当座とくに必要とはいえない観光が減るのはまだしも、業務での出張に
ついて、一律で禁止するほどアメリカの危険度が高いというのは、本当に
そうなのでしょうか? 

 かりに専門的なリスク解析をしたとすると、どういう結果が出るのかな、と
思いました。

 今回のテロ事件の衝撃の高さは、相当に感情的なものに左右され、冷
静な判断、分析が十分なされていない気がします。

 そうでなくても国際社会のシステムから乖離しがちな日本にとって、今回
のような事態に際してどのようなかかわり、距離を保つべきか、ということは、
容易なことでは決められないなとあらためて思いました。

だからといって、「こうすべきだ」という歯切れの良い結論はないのですが、
抽象的にいえば、各自がもっと自分の自己責任において自律的に情報の
収集、分析、そして態度の決定や表明などのコミュニケーションを行うという
ことが基本にあるべきだと思えてなりません。状況に流されずに。

会津 泉

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Date: Sun, 28 Oct 2001 17:07:34 +0900 (JST)
From: Izumi AIZU
Subject: [iznews] Re: from NYC その2

加藤さんからのメッセージ、アドレスの関係でうまく投稿されなかった
ので、以下に転送します。(会津)

会津さん
いつもROMばかりの、富士通ワシントンの加藤です。
会津さんのニューヨーク報告と同じ感覚をずっと持っています
ので、飛び入りでコメントさせてください。

我々は、9月11日以降、危険が高まったように感じていますが、
実は、テロの危険は,昔からずっとあったのです。国務省の友人が
言っていましたが、彼が25年程前にはじめてヨーロッパのある
都市に駐在になった時,最初に習ったことは、郵便爆弾の処理の仕方
だったそうです。70年代のヨーロッパは,大変「危険な」ところでした。
同じようなテロ事件は、その後も世界中のいたるところで起こって
います。

今日も、ある人と話していたら、米国でも炭疽菌のお陰で、
コケインの使用量がずっと減ったそうです。麻薬は良くても
炭疽菌は怖いのでしょうか? この結果、米国でのトータルの
死亡者数はずっと減るだろうと言う話しをしました。

飛行機も同じです。私もその後も利用していますが、セキュリティー
もさらに厳しくなり、以前以上に安全になったと思っています。
緊張感もあるので、安全確認はずっと信頼できるでしょう。

プラスティックのナイフ(や、日本のある航空会社の場合のように
フォークも)は,ちょっと淋しいですが、安全のためなら文句を言うこと
もないでしょう。

私の事務所は,ホワイトハウスからほんの2,3ブロックです。
これまでも、年に一度位は非常ベルがなって、緊急退出させられ
ました。爆発物騒ぎです。湾岸戦争の時もそうでした。今では、
ベルが鳴ると、反射的に新聞やパソコンを持って,近所のコーヒー
ショップに行き,2時間ほど,時間をつぶします。ビルの外で皆
がやがややっていますが、ワシントンの人は、かなり慣れっこです。

勿論、だから放っておいて良いと言う訳ではありません。徹底的に
安全の対策をすべきです。ご承知の通り,ICANNでも、来月の
会議は,インターネットのセキュリティーを総点検することと
なりました。

安全対策について、常に危険があると言う前提で見直すことは
大変重要です。今回の事件を契機として,日本でもそうした機運が
高まることを期待します。遠くの問題ということはないのです。こちらでは
時々,地下鉄サリン事件のビデオも流しています。

さらに、緊急時の対応,被害を最小限に押さえるためのいろいろな
プロセジャーの構築ももっと重要です。

しかし、こうした対策を行う一方で、通常の生活に戻ることも
もっと重要です。間違いなくテロは今後も続くのです。これで全て
自粛してしまったら、そうでなくてもシュリンクした経済は、どうなるのでしょう?
危険をおかしてまで仕事を続けろと言うのではないのですが、

もう少し冷静に仕事を続けることが必要だと思います。
(富士通ワシントン)加藤幹之

 

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