from KL [iznewsハイライト]  October 1999



会津 泉

(アジアネットワーク研究所/クアラルンプール)



Date: 10.04 6:19 AM
From: izumi@anr.org (Izumi Aizu)
Subject:[iznews 1180] ウィーンから戻りました

今度は、ウィーンに行っていました。

「児童ポルノと戦う国際会議」に参加してきました。アメリカ政府(司法省) とオーストリア政府(外務省)が共同ホスト、それにEU政府が加わり、 合計250名ほどが集まり、4日間の会議を開きました。

私は、ヨーロッパのプロバイダー協会の前会長で、ICANNでずっと一緒 に議論してきた、マイケル・シュナイダ-に、なかば無理やりに頼まれて、 3つあるワーキンググループの一つ、「プロバイダーのセルフ・レギュレ ーションのガイドライン」という部会の「ラポトゥアー=まとめ係」として仕事 してきました。最後まで文書作りをしたり、ちょっと大変でした。

全体の決議文書は、www.fightchirdporonog.at に掲載されているはずですので、ご興味のある方はごらんください。

会議そのものは、王宮のなかの豪華な会議室。天井からはシャンデリア、 金ぴかの装飾、大きな鏡や壁画に囲まれて。いってみれば、江戸城で会 議をするようなものですね。

オーストリアは、総選挙の直前、今週の日曜日が投票日という追い込みで、 その連立与党第二党の党首=副首相、外務大臣のシュッセル氏が、この 問題に積極的に取り組み、会議を誘致したので、選挙戦の宣伝材料にす るという政治的な思惑も背景にあると、オーストリア政府の関係者自身も 認めていました。当然、テレビ、新聞の取材も多くきていました。

参加者は、検察、警察などの捜査当局が過半数、外務省、内務省、郵政省、 情報省などの各国政府、国際機関の関係者、それにプロバイダー業界が5% ほど、あと、ホットラインなどのNGO、専門研究者などもかなり来ていました。 国別では、ヨーロッパ(とくに北欧系)が当然多く、アメリカがこれに続いてま した。オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなどからも、参加がありま した。

日本は、国際社会のなかでも数少ない、児童ポルノが違法にされてなかっ た国として、各国から相当強く批判されてきたのですが、今年、超党派の議 員立法で、児童買春・ポルノ禁止法案が成立し、ようやく他国の仲間入りを したところのようです。

欧米では、インターネット上でもっとも悪質なコンテンツが児童ポルノだと主 張する人も多く、当局、民間による取組みが進んでいます。

ウィーンといえば、「会議が踊る」ところ、ですが、そういうこともなく、主催者 側は、事前の予想以上にきちんとしたまとめの文書ができたと喜んでいました。

日本からは、警察庁(若手課長補佐)、法務省(ウィーンへの出向者)、UNICEF、 民間NGOなどから数名が参加していました。そのなかで、警察庁の佐野さんと いう女性はまだ20代のキャリアで、サイバー犯罪全般に熱心に取り組んでい る人です。コアラの3年前の不法侵入事件のことも、よく知ってました。

ただ、ICANNでもそうですが、例によって日本のお役所の人は、差し迫った必 要がないと、こういう国際会議でも、ほとんど発言をしないで、聞き役にまわっ ります。英語力の問題など、いろいろ要因はあるのですが、こういう場で、リー ダーシップをとるようになるのはいつのことかな、と考えていました。

個人の問題というより、組織の問題として。日本の民間業界からの参加はあり ませんでした。全体に政府、とくに司法当局主導の会議でしたから、たぶん呼び かけもなかったのだと思います。

マレーシアからは、プロバイダーJARINGの担当者の、やはり若い女性が参加し ていました。イスラム国で、「インターネットは規制しない」とマハティール首相 がMSCとの関連で高らかに宣言してきたのですが、ことはそう単純ではありま せん。いま、業界団体による「自主規制」体制をつくることを政府が要求してい るところです。

今後、ネット上のコンテンツについては、児童ポルノに限らず、国際テロ、麻薬、 などなど、社会的に「有害」な情報が、普及率の増加につれて、相当増えるの ではないかと思います。

だれもが自由に発信できるというのが、ネットの最大の特徴だと思っているの で、基本的には当局による規制のない、自由な発言の場を確保すべきだと思 うのですが、でも、おそらく無制限の自由というのは、ありえないと思います。 社会の重要なツール、メディアになればなるほど、ユーザー自身が最低限の責 任を意識した使い方をしないと、自由は無責任に堕落してしまうと思います。イン ターネットもそろそろ幼児から少年時代へと社会的に成長して、自律を必要とす るようになってきたのでしょう。

世界の流れは、まったくの無規制ではなく、self regulation、日本語でいえば自 主規制、ないし自発的規制、あるいは、政府と協調しての共同規制=co-regulation とか、政府に規制された自主規制=regulateed self-regulation といった理念 の適用へと向かおうとしているようです。

ただし、インターネットの普及度が高い欧米や日本と、まだこれから普及する途上 の国とを、同列に議論することは、ポルノ一つをもっても無理があると、あらためて 感じました。社会的な「緊急度」が違うのです。

昨日午後、KLに戻り、今日の深夜に、今度は、インターネットのY2Kのキャンペーン で、ソウル、バンコクとまわります。

地震といい、Y2Kといい、児童ポルノといい、インターネットが社会に果たす役割につ いて、本格的に研究・実践していくための、国際的な、常設の組織のようなものが必 要だと、あらためて思います。そして、そういうところで仕事ができる人間が、日本を 含むアジアから、もっともっと大勢の人材が出て活躍しないといけないとも思います。 でも、果たしてそうなれるかどうか、いまの、大学までの教育の質・体制、企業、役所 などの組織の実態をみると、どうも楽観できないのですが。

会津 泉


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Date: 10.05 11:13 PM
From: izumi@anr.org (Izumi Aizu)
Subject:[iznews 1184] ソウルからです

まったく、ここまで出張が続くのは、さすがの私も珍しい、のです。

Y2Kについては、自分で言い出したことですから、文句は言えませんが。

ということで、昨夜、KL8時発、シンガポール経由12時発で、夜行便で ここソウルに今朝到着しました。明日と明後日、インターネットのY2K 関連のセミナーとミーティングです。その後は、バンコクへ直行し、9日 にKLに戻ります。

ソウルは、たしか9年ぶりで、当然ですが、ずいぶん変わったという印象 を受けました。地下鉄の路線がすごく増えたとか、町を歩く人たちが、 日本とほとんど同じファッションに見えるとか・・・。まだ、ほんの少ししか 外に出ていないので、たしかなことは言えないのですが。

以前、ソウルで、韓日パソコン通信セミナーや、アジア太平洋ネットワー キングフォーラムなどを共催するなどして、さんざんお世話になり、日本と 韓国のネットワーカーの交流の韓国側の原動力を務められた、ユー・キョ ンヒーさんと、さっき電話で連絡がつき、明後日午後お会いできることにな りました。いまは、「引退」されて、主として、元老板、ウォロンパン、日本語 でいえば、シニアネット(英語かな)、つまり、老人によるネットワークを進め られています。彼は熱心なコアラメンバーでもあり、日本にもネットワーカー の友人がたくさんいます。久しぶりの再開が楽しみです。

なお、今日は、韓国のKRNIC、つまり、ドメイン名とIPアドレスの割当管理 をしている組織が、「独立」して非営利法人となったのを記念する式典があ り、通信大臣、国家コンピューター長の長官などの来賓も出席しました。

明日が、本番のY2Kのセミナーです。

なお、Y2Kについていえば、この間の台湾の地震の経験、さらには、最近 の東海村の事故なども含めて、インターネットが社会的な災害に対しても きちんと機能すること、そのためには、現在の運用の仕組みでは不十分で あること、したがって、Y2Kを一つのケースとして、今後の体制を考えていく ことには非常に意味がある、といったことが見えてきています。問題は、そ れをどう実行、実践に移していくか、だと思います。

会津 泉


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Date: 10.10 10:52 PM
From: izumi@anr.org (Izumi Aizu)
Subject:[iznews 1188] Message for iznews

台北に続き、ソウルとバンコクでも、インターネットY2Kのセミナーを 開催し、昨日午後、ここKLに帰着しました。

明日から、またすぐ出張です。今度はカナダ、それから北京と香港と東京 です。めちゃくちゃですね、たぶん今までで一番強行日程です。でも 不思議と食欲も落ちず、体重も落ちず、元気です。。。

今回は、日本からNTTの荒野さん、米国からは、テキサス地域プロバイダー 協会のジーン・クリック氏に参加してもらったので、台北に比べると、より技術 的な内容が盛り込め、また現地のホスト側も、韓国、タイとも台湾よりは準備 ができていたので(時間的な面もあるし、台湾は地震の影響が大きかったし)、 回を重ねる毎に進歩しているかなという実感はありました。

セミナーはいずれもAPIAとAPTLD(ICANNに対応したアジアのドメインネーム 関連の組織)との共催、それにローカルホストが一緒です。

APTLDは、ICANNのドメインネーム問題の解説です。この、「共催」は、それ ぞれが単独でセミナーを行うよりは、集客の面などで効果的だったと思います。 内容的には、そうとう無関係なところもあるのですが。でも、インターネットの 運用、社会的責任、といった点では、関連もあるといえるでしょう。

ソウルは、KRNICがホスト、前日に、KRNICそのものの独立記念の式典 があり、そこにも出たのですが、通信大臣が祝辞を言うなど、けっこう本格 的なものでした。

その翌日になったせいか、こちらの参加人数は最大40名ほどと少なかった のと、やはり英語は辛いようで、概略の通訳も入れたのですが、理解はもう 一つのところもあったようです。

それでも、翌7日朝に、DACOM、INET、KRNICと、運用担当者に集まってもら い、危機管理体制について簡単ですが議論できたことは意味があったと思い ます。今後MLで連絡をとりあうことを確認しました。

タイは、NECTECがホスト、こちらは、われわれのセミナーだけの単独行事 でしたが、なんと冒頭で、副首相が来て、スピーチをするという、公式な 会議。参加者は100名くらい。

 タイでは、われわれのプレゼンだけでなく、タイ側でも、パネルを組んで、 プロバイダー、担当役所、NECTECなどで議論をしていました。ただ、とても 残念ですが、すべてタイ語で行われているために、内容はチンプンカンプン でした。

 こちらも終了後、関係者に集まってもらったのですが、プロバイダーがほとんど 帰ってしまったようなのが残念でした。それでも、NECTEC側で、連絡窓口 となって、今後の連絡体制をつくることで確認できました。

いろいろ反省もありますが、とりあえず、70点というところでしょうか。 アジアの各国との協力プログラムを進めるということも、大事な経験となって います。

荒野さん、ご苦労さまでした。

スポンサーの皆様にも感謝です。

次は18日の北京です。さて、どうなるかなあ。。。


会津 泉


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Date: 10.15 5:09 AM
From: izumi@anr.org (Izumi Aizu)
Subject:[iznews 1192] カナダからのメール

むかし、「カナダからの手紙」とかいう歌があったような気がしますが、 どうでしたっけ?

どうでもいいのですが、いまは朝の5時前、カナダの首都、オタワの 町のど真ん中のホテルで、これを書いています。

一昨日、昨日と、カナダ政府の「情報ハイウェイ」プロジェクトの展開を、 高速インターネット幹線CANARIE、コミュニティネット、スクールネットワ ークなどのプロジェクトの当事者、それにノーテル、ニューブリッジなど のメーカー訪問も含めて、駆け足で聞いてきました。GLOCOMの公文 所長、アダム・ピークと3人で。

あまり知られていませんが、カナダはインターネットの人口普及率では 55%と世界一だと、郵政省の通信白書に出ているそうです。何人かに 聞いたところ、調査の基準によるので、直接自分でアカウントをもって いる人の数ではそこまでいかないが、職場や学校、地域で使っている 人という意味では、そのくらいあってもおかしくない、世界一かどうかは わからないが、非常に普及している、というのは事実だと言います。

とくに、CANARIEというのは、政府の後押しでできた、カナダ国内の高速 インターネット幹線プロジェクトで、民間コンソーシアムですが、世界初の 光ファイバーにDWDMを組み合わせた高速幹線を昨年6月から運用して います。いわゆる、「IPオーバーグラス」といって、これまでのネットワーク 技術の一歩先をいく、インターネット技術をそのまま光ファイバーにのせ た、IPネットワークの代表例といえます。いまは、DWDMにギガビット・ ルーターを使っていますが、彼らは、次はCWDMにギガスイッチを組合せ る方向を考えているようです。

で、その技術責任者の、Bill St. Arnaud(セント・アーナウドと発音するよう です)氏が、来月の別府湾会議のスピーカーとして大分に招待しています ので、詳しい話を聞きたい方は、ぜひ大分・別府までいらしてください。
(とCMになってしまった)。


昨日の午後は、ずっと産業省(インダストリー・カナダ)に缶詰になって、 通信政策、Y2K、コミュニティネットワーク、スクールネットなどのテーマ 別にプレゼンをしてもらっていました。

カナダでは、今年3月に、最後の学校がインターネットに接続され、それ によって、すべての学校をネットに接続させることが完了した、そうです。

2000年までに、世界でもっともインターネットに接続された国にするという のが政府の目標だったのですが、まさにそうなりつつある、といっています。

それも、ただの「政策目標」ではなく、インフラ(CANARIEなど)から、コミュ ニティのアクセス(無料のアクセス設備が数千ある)、政府のサービス、 カナダ独自のコンテンツなどなど、徹底して実用的な利用のための環境 教育、設備を整備する、それも予算だけみれば日本よりはるかに少ない 額で実現してきたというのです。

話の背景には、つねに「大国アメリカ」あるいは「情報・文化大国アメリカ」 を意識している、ことが強調されるのが、カナダの特徴でした。何もしな ければ、コンテンツ、技術、すべての面でアメリカに支配されてしまう、 教育もそうだ、だから、カナダ独自のものを推進する必要がある、という のです。このあたりは、以前、自治省からカナダ、トロントに駐在されてい た山崎さんからのレポートの数々を思い出します。

限られた時間で、どちらかというと、政策レベルの話を聞くことが中心で、 「現場」「市民」と直接議論しなかったので、限られた一面から見た感じが 強いのですが、でも、非常に印象的な2日間でした。


Y2Kに関しては、今年2月には全家庭にY2K対策を啓発するパンフレット を政府が配布すみで(日本は、いま内容を詰めているところ)、どちらか というと「準備完了」ムードが強く感じられました。アメリカもそうですが、 「自分たちは準備がほぼできた、心配なのは海外だ」という論調です。

 でも、実際にその海外とのリンクをチェックする、というような作業は ほとんどされていなくて、「外のことは外の国・人の責任だ」、という態度 です。

こちらは、その心配なアジアの国を、インターネットに絞ってまわって、 「啓発活動」と「危機管理計画」をアジアで協調してつくろうと動いている ので、ちょっと違和感を覚えます。Y2Kの国際協調センターというのが 政府レベルでできていますが、本当の協調活動になっているのか、 疑問もあります。よければ、www.y2kcc.org を見てみてください。


朝7時20分発の飛行機にのらなければいけないので、もうすぐ支度をして チェックアウトしなければなりません。でも、時差のおかげで、毎朝4時に は目がさめていたので、早起きは苦にはならないのです。

もう「晩秋」という感じの強いオタワからでした。次は北京です。
インターネットのY2Kセミナーです。


会津 泉


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Date: 10.18 0:04 AM
From: izumi@anr.org (Izumi Aizu)
Subject:[iznews 1198] 半月の北京

インターネットのY2Kの「ロードショー」で、今夜北京に到着しました。
空港は靄に包まれていましたが、空には半月がくっきり、でした。

この、台北、ソウル、バンコク、北京と続くロードショーでいちばん困る のは、食べ物のおいしいことです。今日も、遅く始めたのですが、地元 のホストにつれていってもらったシーフードレストラン、満喫です。困る のは体重。制限オーバーになりそうなのです。

北京では、CNNICが主催(ドメインネーム、IPアドレスの割当てを行う 中国の組織、ドメインネームの申請急増で、スタッフも急増。2年前に は10人弱だったのが、いまは40人を越える、と。韓国もそうですし、 日本もそうですが、いまや各国のNICは、職員急増です。
 インターネットの利用が増えれば当然、なのですが。人手作業で 名前の登録業務をしているわけです。

カナダのインターネットのデータ、ちょっと調べています。インターネット での郵政省のホームページでは、必ずしも55%という数字は出てこな いのです。でも、すべての学校がつながっている、というのは、驚異 ですね。

会津 泉


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Date: 10.20 11:23 PM
From: izumi@anr.org (Izumi Aizu)
Subject:[iznews 1208] Farewell Party for David Kellar/ お別れ会のご案内

ほとんど当日のご案内ですみません。
実は、いまダンロードしたばかり、なのです。

悲しいお知らせでしたが、せめて故人に喜んでもらいたいと思って皆さんに もお送りします。

私も、明日の朝、ここ香港を発って参加する予定です。

彼とは、97年、アジアのインターネットの市場調査の仕事を、僕から提案して 一緒に形にしたのが本格的な仕事づきあいでした。私の、マレーシアに移動 するときのパーティにも来てもらって、皆さんに企画書を配って売り込んだ、 あの調査です。

今年から来年にかけても、ウェブを活用したアンケートを準備していて、でき あがる寸前だったのに・・・・。

惜しんでも余りあります。 なお、APIAのニューズレター3号、いま完成 したばかりですが、彼に捧げます。香港での印刷をなんとか間に合わせたの で、これをかかえて飛びます。

よろしければ、www.apia.org にアップしてあります。最後のページに献辞を すこし書きましたので、ご覧ください。

会津 泉


From: 越智 淳夫
To:
Subject: Farewell Party for David Kellar/お別れ会のご案内
Date: Wed, 20 Oct 1999 11:38:43 +0900


数年ぶりの猛暑といわれた夏の日々も、もはや遠い日の思い出となり、見渡せばすっ かり秋色に染まったこの10月、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

実は、ここでとても悲しいご報告をしなくてはなりません。私たちにとって大切なパ ートナーであり、そしてかけがえのない友人、デビッド・ケラーが9月17日、5ヶ月に 及ぶ闘病も空しく永眠いたしました。享年37歳、まだまだこれからという若き死でし た。

葬儀は彼の故郷、アメリカ・ミズーリ州、ジェファソン・シティにて9月29日、しめ やかに執り行われましたが、日本に於いてもゆかりの人々に集まっていただき思 い出を語り合う場を持てないかということで、お別れ会を企画する運びとなりました。

故人の人柄を偲んで、フランクで堅苦しくない集いにしたいと考え、ささやかではあ りますが軽いお食事、お飲物を用意してお待ちしています。

ご多忙中、たいへん恐縮ではありますが、ぜひとも足をお運びくださるよう、ご案内 させていただきます。

アクセス メディア インターナショナル株式会社 代表 越智淳夫
友人有志代表 服部あゆみ 吉川 淳

1999年10月21日木曜日 午後6時より赤坂プリンスホテル『五色』1F 赤瑛の間にて。

(ご出席・ご欠席のご連絡は不要です)



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Date: 10.23 0:22 PM
From: izumi@anr.org (Izumi Aizu)
Subject:[iznews 1216] デビッドのこと

例によって?、空港のラウンジです。いまは成田、KLに向かいます。

一昨日、香港から成田に着いて、そのまま赤坂プリンス行きのバスに 乗りました。ここでもお知らせした、デビッド・ケラーのお別れ会に直行。

かれとは、一つ二つ仕事をしただけだったのですが、でも本当に気持ちよく 付き合える、素晴らしい人間でした。それだけに惜しい、残念という思い が強く湧きます。

奥様の千枝子さんが、哀しみもさぞ深いと思うのですが、まったく涙をみ せず、微笑みさえ浮かんでいるように落ち着いていらしたのがとても印象 に残ります。まだまったく実感がないとおっしゃってました。ガンとわかって から数ヶ月、38歳の若さで、ガンの進行もとても速かったようです。

亡くなる2週間くらいまえ、だったか、日本に寄ったときに、あ、デビッドど うしているかな、連絡とってみようかな、と思ったのに、そのままにしてし まったのでした。詳しいことは全然知らなかった(本人も直ると最後まで 信じていたということでした)のですが、ふと嫌な予感のようなものがあった のも事実でした。悔やんでも仕方ないのですが。

月末まではKLにいて、次はICANNの会議でロサンジェルスです。
まだ、旅が続いているのです。おかげで、マレーシアのことはずいぶん 音痴になっています。

会津 泉



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Date: 10.30 2:16 PM
From: izumi@anr.org (Izumi Aizu)
Subject:[iznews 1219] 成田からロスへ

北京、香港、東京とまわってKLに戻ったのが先週末、数日落ち着いて から、また出張です。おとといシンガポールに行き、昨日APIAの事務 局の引継ぎを行い、昨夜遅くシンガポールを出て、今朝7時に成田に 到着しました。

シンガポールのホテルが寒くて、珍しく風邪をもらって、熱っぽいのです。
朝7時についてから、成田の東急ホテルで休んでいます。アジアから アメリカへ直行すると、ときにホテルが無料で使えるのです。 なんとか、悪くはならないですみそうです・・・。

で、夕方そのままロサンジェルスに向かいます。例のドメインネームなど を管理する、ICANNの会議、今度は年次総会です。一般会員制度をつく るための議論が待っています。

帰りは、11月の7日〜11日まで日本にいる予定です。

11日に仙台で、NTTドコモのイベントでパネルに出ます。
モバイル・インターネット関連、いまいちばんホットな話題です。

招待オンリーなのですが、参加ご希望の方、いらっしゃったら、ご 連絡ください。11日の午後です。

会津 泉



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