from KL [iznewsハイライト]  July 1998



会津 泉

(アジアネットワーク研究所/クアラルンプール)



Date: 07.05 11:37 PM
From: izumi@anr.org (Izumi Aizu)
Subject: [iznews 577] Re: 転職のごあいさつ

ここしばらく、異動・転職のご連絡が多いですね。

谷本さん、そうですか、情報関連から離れるのは、残念といえば 残念ですね、われわれにとっては。でも新天地で、ぜひこれまでの 経験を活かされることを望みます。

竹田さん、新聞で四国に行かれると知りました。谷本さんとも近く になりますね。ぜひお会いされるといいと思います。(愛媛と香川 って、どの位かかるのでしたっけ)。

森下さん、長年のお勤め、本当にご苦労さまでした。新しい生活は いかがでしょうか?

井上さん、ツアーではお世話になりました。今度は子育て、頑張って ください。

中村さん、さすが思い切った決断ですね。MITでおお暴れされるのを 期待しています。でも、霞ヶ関にとっては損失ですね、きっと。山崎 さんのお気持ちも、よくわかります。

そうそう、川口さん、いらっしゃい。サッカー監督として、熱烈なサッカー ファンとしてKLでは有名な方です。仕事への情熱も、感心させられて います。どうぞよろしく。

マレーシアでは、連日新空港KLIAのトラブルがおおきく報道されています。 やっとマシになってきたようです。私も米国から昨日帰ってきて、多少 影響を受けました。ふと外を見ると機外に数多くの荷物がバラバラに 置かれていました。私は預けなかったので問題なかったのですが。

コンピューター・システムがうまく機能していないのが最大の問題だと 思います。たしか、日本のベンダーも開発に参加しているはずで。 なんでもチェックイン、荷物管理、フライトスケジュールなど、通常は別々の システムにするところを、全部統合した巨大システムにしたのがトラブル の原因とか。すぐダウンしてしまうのです。

おかげで、遅れになっているフライトが全然表示されなかったり、変更され た出発時間がわからないといった情報ギャップが利用者を余計混乱させ ているのです。

とまれ、新空港は今までの倍以上遠く(都心から75km)、公共交通機関 はバスだけ、それもけっこう不便だし、タクシーも専用のみで高いし、駐車 場も高く、料金精算システムが不足して待たされるしと、良いところはあまり ありません。ま、日本も成田や関空は似たような状況で、あまり自慢はでき ないと思いますが。

会津 泉

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Date: 07.06 0:34 AM
From: izumi@anr.org (Izumi Aizu)
Subject:[iznews 578] ナントの結末

(長いので、興味のない方、スミマセン無視してください)。

だいぶ時間がたってしまったので、ノビたそばのようですが、結末だけをご報告し ます。 結論からいえば、6月20日、ワールドカップ、日本対クロアチアの試合は 見ることができたのです。それには、以下の筋書きが待っていました。

4時起きしてドライブして到着したパリ。ルーブルのそばの公衆電話。
パリのエージェントからの指示で、車でナントに向かったのは、朝の9時半頃。 パリ−ナントは、約350kmあります。東京からだと名古屋くらいでしょうか。 試合開始は2時半の予定。5時間あるから、ま楽勝かなと思いましたが、、、。

フランスは、高速道路は全国よく整備されていて、有料区間と無料区間と両方ある のですが、どちらも道路そのものは同じ、大都市近くは3車線が多く、郊外は2車線。
制限時速は晴天時で130km、雨天だと110km。ここを、ほとんど無制限のように飛ばしていきます。私はジーゼルエンジンのルノーのシーニック、でも良く走ります。だいたい140〜150km、ときには170kmを越えますが、安定していてそう恐くはありません。それでもBMWなどには軽く追い越されます。
快調なドライブが、ベルサイユ、ランブイエ、と続いていきます。フランスの豊かな田園風景が広がります。

指示通り、途中の休憩所から電話を入れます。レースで有名なルマンの町です。
相手の携帯電話を教えてくれるはずだったので。ところが、携帯ではなくポケベル だけだというのです。こちらは携帯はないから、それでは困るのです。
「切符を渡すのは、スタジアムと駅と、どちらがいいか」と聞かれ、よくわからないけどスタジアムだと、広くて人が多いし、受け渡し場所で迷うだろうからと、「駅」と答えました。正解のはずだったのですが、そこにも落とし穴がありました。

いくら飛ばすといっても、途中で工事があったりガソリンを入れたりで、平均すれば 120km位になってしまいます。で、ナントの外周に着いたのがほぼ1時。まだ余裕 です。高速のパーキングエリアにはワールドカップの臨時案内所もあり、パンフレットや係員がいます。またパリに電話で確認。

「ナント市内の国鉄の駅構内に、売店があって、スニッカーズの看板が出ている。 その前で待ち合わせ。アメリカ人のデビッド?で、白いTシャツにジーンズだからすぐ わかる」 「OKわかった、これからすぐ行く」。もう安心、いやまだまだと自問自答。

30分で着けば、試合開始まで残り1時間、ま大丈夫と思って、出発。ところが、 まず道に迷います。手持ちの地図やパンフレットで確認した道に入ったつもりが 道路が違う番号なんです。分岐で停めて確認するもわからず。時間が気になります。 市内は交通規制もあるというし、渋滞だったらどうするか・・・。で、エイヤと山勘で道を選ぶと、いつのまにか川を越えていきます。通り過ぎ、なのです。でも戻ることもできず、仕方なく先から、遠回りして駅の方向へ。それでも、なんとか駅への 案内標識が出てきて、一安心。ようやく市内に入り、「SNCF(フランス国鉄」という 案内を探しては、駅へと近づきます。ありました。ついに到着。

まだ時間があるので、取り急ぎ駐車場へ車を入れ、必要な荷物だけをもって、 駅構内へ。売店は、、、と見ると、ちゃんとあります。スニッカーズの看板もあり、日本人のサポーター集団もけっこうたむろしています。これでOKだ。。。

しかし、、、、だれもそれらしき人物はいません。
しばらく待ちます。ちょっと心配。でもまだ1時半、あと1時間あります。
周囲の人間に聞いてみたり、売店はここだけか、と係員に確認。大丈夫そうです。

しかし、10分過ぎても誰も現れないのです。シビレが切れてまたパリに電話。 「そこで待っていれば、すぐ来る、問題ない」というのです。

内心はすごく不安。でも、他に方法もなく・・・。さらに5分が過ぎ、もうヤバイと、 改めて電話します。すると何と、なんと、ナント・・・。

「北駅(ガレ・ノルド)で待っていると連絡が入った、おまえはどこにいるのだ?」と。オイオイ、北と南があるなんて、知らないもんね。地図には「Gare S.N.C.F Nantes」としかないし・・・。まいった。どうやらここは、南駅(ガレ・スッド)らしい。

パリだと、「東駅」と「北駅」とは別で、まったく離れている。とすると、逆算すると、間に合わないかもしれない。そもそも、この話はまったくデッチアゲでは、と様々な思いと血液が頭の中を走りまわる。

売店の売り子に聞いてみると、答えはフランス語で「地下通路の向こう側を行って」 と言っているらしいが、要領を得ない。

「タクシー!!」。外へ走って出て、客待ちのタクシーをつかまえ、「ギャレ・ノルド、、それからスタジアム」と叫ぶと、運ちゃん「OK」、と走り出す。(ふ〜っつ)。ぐるっと回って違う道へ行く。やっぱり違う駅なんだ・・・。地下鉄なのかな・・。

5分ほどで、もう一つの駅に着く。タクシーを外で待たせて、すぐ走る。すると、なんといるではないですか。それらしき若者が。向こうも売店の前から、飛んできて「ミスター・アイヅ?」とかなんとか言う。 「イエス、チケット?」「イエス」。 しわしわの封筒から、切符が一枚出てくる。これで一件落着。どっと汗が噴き出す。 (なんのことはない、「北口」だったのだ。われわれは南口だった、だから地下通路 で通じていたのだ。売店もあるわけだ)。

ときに2時。試合開始まで、30分。ぎりぎり間に合うはず。。お礼のチップを渡す。小銭ちょっとだけ。なんでもいいから、タクシーへ戻って、「OK、スタジアム!」。

ようやくカメラを取り出し、周りの様子を写す余裕も出てくる。ここまで、どれだけのメール、電話、fax、ハラハラどきどきが続いたことか、我ながら感心する。でも、万一こちらの理由で受け取れないときは、それでも請求だけはクレジットカードで自動的に落ちてしまうので、諦められない事情もあったのだ。

スタジアムの入り口でタクシーをおろされる。まだ10分以上あるが、まだけっこう遠くだ。小走りで5分。ようやく本当の入り口へ。いるいる、サポーターが。ダフ屋も。かまわず中へ。すごい急傾斜のメインスタンド、席は真ん中近くの後方、高いところで、グランド全体がよく見渡せる。すでに9割埋まったスタジアム、その8割近くは青い日本人サポーター。私の席はフランス人とおぼしき人たちが両側、前後に。

座ってすぐ、FIFAの旗が入ってきて、国歌セレモニー。だれが先発かなんて、 全然わからない。水をごくりと飲んで、カメラを出せば、もう試合開始。

というわけで、お騒がせしましたが、パリへの余分な往復ドライブを入れて、どう にか切符を受け取ることができ、試合も無事に見ることができたというわけです。 尾野さんにも連絡できず(そんな余裕もないし、ホテルの電話番号もわからず)、 失礼しました。

善戦敗北だったけど、クロアチアとの実力差を考えれば、じゅうぶん納得、満足。

かくて、夕暮れのナントの町の美味しいフランスパンを抱えて、車はロアール 川沿いに、前夜と同じトゥールの町へ2時間余りかけて戻ったのです。見学時間を 過ぎた古城を2つほど外から見て、「フランスの庭」といわれる豊かな景色に包まれ、宿に着いたのは9時をまわっていました。ヨーロッパの夏は、この時間だとまだ薄明るさが残っています。

日本に勝ったクロアチア、ドイツを3−0で撃破して、ついに準決勝進出ですね。監督は最初から「決勝はクロアチア対ブラジルあるいはフランスだ」と豪語して、だれにも相手にされなかったとか。オランダに勝てばその通りになってしまいます。私には、プリドラグ・パレという、INETで2回連続して会って親しくしているクロアチア人の友人がいます。教育省のナンバーツーですが、まだ若い青年です。インターネットの普及に熱心に取り組んでいます。

かくして、私のすこし早い夏休みは、無事にワールドカップを見ることで報われました。

そういうわけで、大変お騒がせしました。

会津 泉


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Date: 07.07 4:34 PM
From: izumi@anr.org (Izumi Aizu)
Subject:[iznews 579] 日本の地域ネットの現状と問題点

ちょっと急なのですが、明後日からスペインのバルセロナで、ヨーロッパのコミ ュニティ・ネットの関係者が集まるワークショップが2日間開かれる予定で、アメ リカのスティーブ・シスラー(米国でのコミュニティネット会議の言いだしっぺ)の 紹介で、参加することになりました。

小人数のワークショップ形式のプログラムなので、議論が主体になるようです。

そこで、もしよろしければ、いまの日本の地域ネットについて、現状とくに問題 点を、皆さんがどう感じていらっしゃるかを教えていただけると、報告ができて 助かるのですが、いかがでしょうか?
(ドロナワですみません)。

あるいは、とくにこういう点を強調すべし、ということがあれば、ぜひ教えてくだ さい。

CANと、CANフォーラムについても、しっかり宣伝してこようと思っています。

よろしくお願いします。

アジアネットワーク研究所
会津 泉


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Date: 07.08 2:42 AM
From: izumi@anr.org (Izumi Aizu)
Subject:[iznews 582] Re:iznews 580 題点

川口さん、カワグチさんかな・・・。
いつもNYではスレ違いですね。お元気のようで、何よりです。

さて、INET98は、私は参加します。92年からずっとだから、これで 7連チャンですね。このリストのメンバーでは、日本インターネット 協会の会長の高橋徹さんが参加されます(勝手に書いてごめんな さい、高橋さん)。

いつものツアー、なんです。今回も15名の団体様の引率をします。 さ、用意をしなくっちゃ・・・。

会津 泉


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Date: 07.09 3:40 PM
From: Izumi Aizu
Subject:[iznews 593] from London

昨夜KLを出て、さきほど、ロンドンのヒースロー空港に着きました。 これからバルセロナへ乗り換えです。

ラウンジにクレジットカード電話で、データポート付きのがあり、そこから メールができます。便利です。

ということで、バルセロナは足掛け3日のワークショップなのです。 まだ地域ネットの問題点について、教えていただければ、間に合います ので、よろしくお願いします。ドロナワですみません。

会津 泉


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Date: 07.10 2:52 PM
From: Izumi Aizu, izumi@anr.org
Subject: [iznews 594] RE: ヨーロッパのコミュニティ・ネット

何人かの皆さんから、日本の地域ネットの現状について、コメントをいただき ありがとうございました。とても参考になりました。ドロナワで申し訳ありません。

バルセロナでの会議は、昨日の夕方から始まったのですが、ヨーロッパのコミュ ニティネットの発表を聞いていて、日本とほとんど同じような課題を抱えているこ とがわかり、ちょっとびっくりしました。

イタリア、イギリス、スペインなどの事例発表を通してです。彼らも、私が日本の 状況をかいつまんで発表したら、「ほとんど共通だ」という感想が何人もから 返ってきました。

どう維持するか、政府・自治体と民間との関係、人材、などなどです。

すみませんが、時間がないので、詳しい報告は、後にさせてください。

取り急ぎお礼に代えて。

会津 泉


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Date: 07.11 3:33 PM
From: Izumi Aizu, izumi@anr.org
Subject:[iznews 597] ヨーロッパ・コミュニティネット会議の様子

バルセロナで開かれている、ECN (Euoepran Community Network) 98 は、いままでほとんど知らなかった、ヨーロッパでのコミュニティ・ネットワーク の状況が具体的に伝わってきて、とても貴重な勉強をしています。

日本の地域ネットと共通する課題が非常に多いと思います。

昨日 (7/10)のセッションでのメモから、すこし報告します。

セッションテーマ:ディジタルシティのモデルのデザイン

まず、フィオレラ・ディ・シンディオさん(大学の先生、女性です)の発表です。 ミラノの地域ネットのかかわっています。

市民とミラノ市との対話を、インターネットのニュースグループで実現してきた。 ミラノ市はまだ自前のホームページをもっていないが、コミュニティネット(RCM)との協力で、実質は実現してきた。
市民主導型で、市の職員も市民として参加

たとえば、「忘れ物」コーナーがある 。町で傘を忘れても、ここに書けば探せる という仕組だ。こういうコーナーは、役所や企業のトップダウンではないからできた!市民の発想を活かしたからだ。市民が良いサービスを欲しいと思ったから、素直にできた。

ファランセスク・オサン(バルセロナの市役所の人です)

ここも市民参加型のネットです。

ここ数年で、市役所でウェブをつくってきたが、市民に消費者として参加してもらい、自分たちでウェブの内容をつくることを可能にし、責任ももってもらった。

行政サービスも、ウェブ上で実現している。
建設許可の手続き、様々な文化情報などもすべてウェブにある

課題
役所の発想による情報は あまりスタティックなので、市民にとっては、質問への回答 は得られても、それ以上にはならなかった。そこで、 もっと、市民参加型(スペインで初めて)にし、インターネット活用することで、もっと全市民が意思決定に参加できるように、対話型にしたかった。

単に、何が起きているかという情報を取り出すだけでなく、自分たちの意見を表現できるようなものにしたかった。それが市民参加型のネットだ。

これが、この6月1日から、重要な部分として動き始めた。
そこで、市民参加ボランタリーアクション ページを始めた
まず、次の2つのトピックを選んだ

1 公共交通機関について 昼間はいいが、夜間は減らす。しかし、夜間の需要もあるはずだ。
市民はどう思うかと投げかけた。

2 市民がいかに参加できるか

討論のサマリーをつくって提供してある
焦点を決め、ホームページでそれに関連する資料、情報も引き出せるようになっている。
図書館、アーカイブも調べられる(ウェブから)
可能な限りの情報を提供しようとしている
フォーラム 標準的なウェブ会議室を使っている。

チャットもある モデレートされている
政治家(議員)との対話もできる

アンケートを用意し、市民が回答することで、市議会の議員が、市民の意見をすぐに知ることができる
新聞などに掲載されている関連テーマについての主な報道記事も取り出せる

討論テーマ、フォーラム、チャットなどがひとつのメニューになっている

市役所側に職員の委員会があり、市民の議論に沿って行動できるようにしてある。
バルセロナには、独自のコミュニティネットワークがいくつかある たとえばモンジュイック(オリンピックのメインスタジアムのある丘の地区。 マラソンで有名になったところ。
その他の地区コミュニティ単位で、ボトムアップ型につくれるようコーディネートしてきた。
いまは5つのコミュニティネットがあり、それらをつなぐ、ネットワークのネットワークがバルセロナネット。つまり、住民が住む地区単位でまずコミュニティネットがあり、それをつなぐことで、市全体のネットを広げようとしている。ボトムアップなのだ。

このウェブサイトは、実験段階だが、この経験をシェアすることで、様々な組織が協力し、市民と市とが共同管理(コ・マネジメント)、この組織が運用し、われわれは市民、各種団体、
市、企業と、すべての社会組織によって経験を共有したい と考えている

市のコミュニティネットは、小さなネットの集合体と考える
自分たちのサービスを一方的に提供するだけでなく、市民自身が参加してつくり あげるための土台を提供しようとしている

市議会の全体会議も、情報として提供している
そこに市民が意見を寄せ、議論でき、アイディアを出せ、市議会の議員、各政党が 参考にすることで、決定に活かせるようになる

書、情報を市民に提供することで、何が起きているかを市民がわかるようにする 質問、議論を積極的に受け入れる

夜、バルセロナのコミュニティネットの一つ、ラバルネットというところを訪問しました。市の中心部、かなり貧しい住民が多いところです。そこの薄暗い狭い通りの路地の奥に、青少年のためのすごく小さな集会所みたいなところがあります。たぶん非行防止とか、そういう目的なのでしょう。そこにパソコンが数台あり、若者が自分たちでホームページをつくり、クラブを動かしているのです。昨日も、高校生くらいの若者が数人きてくれて、説明してくれました。

バルセロナになぜこうした動きが起きたのかを、今回の会議の主催者である カタロニア工科大学の先生に聞いたところ、アナーキストの社会運動として、 コミュニティ活動の伝統があり、それに大学のCSCW(コンピューター支援協調 作業という、グループウェアなどを研究開発するコンピューター科学の一分野) の研究者の活動が結びついたから、という説明でした。まさか、ここでアナーキスト の話を聞くとは思いませんでしたが、たしかに、ラバルネットなどにはその香りが しました。

市を全体でひとつのネットでカバーするのではなく、日常生活の単位である 地区毎に小さなコミュニティネットを立ち上げ、それを横につないでいくという 発想は、コロンブスの卵のようなものですが(バルセロナといえば、コロンブス がアメリカ大陸発見の航海に出かけた港で、大きな銅像が建っています、関係 ないですが)。

この会議には、オランダ、イギリス、フランス、フィンランド、イタリア、地元スペインそして、カナダ、オーストラリア、アメリカ、アルゼンチンなどから参加があります。日本&アジアからは、私だけですが。それだけに、日本の地域ネットについては、いろいろ質問されたりします。

参加者は100名にも満たない会議ですが、非常に活発で、ハイパー研での ワークショップとよく似た雰囲気です。

電話会社の人がほとんどいないのも、ちょっと印象的でした。

コミュニティネットの基本として、市民自身のコミュニケーション、対話を重視する というのが、共通理解のようで、国や市などの政府による「上から」のアプローチ ではだめだ、という意見がここでは大勢のようです。

取り急ぎの報告です。今夜もうKLに帰ります。

さすがラテンの国だけあって、会議が終わるのが8時頃、食事は10時頃から 始まって12時頃までかかります。体力がいりますね。

会津 泉


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Date: 07.17 0:04 AM
From: Izumi Aizu, izumi@anr.org
Subject:[iznews 604] IFWP アジア太平洋会議のご案内

突然、しかも英文ですみません。

インターネットの運営体、そしてユーザーにとっても重要な内容のお知らせなもの ですから。いずれ日本語も出しますが。

インターネットのドメインネームなど、ガバナンスをめぐる議論が世界レベルで進行 していますが、その一つ、IFWP(Internation Forum on White Paper)という試みが、 あり、7月に米国ワシントンで第一回のワークショップを行ない、来週末に欧州のジ ュネーブで2回目が開かれる予定になっています。

その3回目として、アジア太平洋地域の会議が、8月12−13日に、シンガポールで 開催されることになりました。私も、APIA(アジア太平洋インターネット協会)の事務局 として、その準備に走り回っています。アジアでとりあえず7グループが共催に合意し、 欧米の業界団体なども、かなり本格的に参加します。広い意味でのインターネット・コミ ュニティとしてのコンセンサスづくり、が焦点です。

以下が、その最初のご案内です。
日本からも多数の参加を期待しています。なにしろ日にちがないので困るのですが。 しかも、お盆のピークで、切符も大変だし。

(関心のない人、すみません)。

なお、よろしければ、転載をぜひお願いします。

会津 泉 (APIA事務局長)


Call for Participation (First Announcement)

Asia Pacific International Forum on White Paper

A Regional Meeting on Internet Governance: Administration of IP Addresses and Domain Names

August 12-13, 1998,
ANA Hotel in Singapore.

We are pleased to announce that APNG (Asia Pacific Networking Group), APNIC (Asia Pacific Network Information Center), APIA (Asia & Pacific Internet Association), APPLe (Asia Pacific Policy and Legal Forum), APDIP (Asia Pacific Development Information Program) of UNDP(United Nations Development Program) and PAN (Pan Asia Networking) of IDRC (International Development Research Centre) have agreed to jointly host a regional meeting in Singapore to discuss about the formation of new self-governance mechanism of Internet.

This meeting is positioned as the third in the international workshop series, being organized by IFWP. The first workshop was already held in Washington D.C, on July 1-2, with more than 200 participants from North and South America, Europe and Asia. The second meeting will be held in Geneva on July 24-25 which will co-locate with INET'98.

Following the release of the US Government's so called White Paper in June, a series of efforts to help create a new global, non-profit, private and neutral organization that will manage such Internet resources, as Domain Name, IP Address and Protocols by Internet community and respected stakeholders is underway world-wide.

This meeting is intended to participate these efforts and raise voices and concerns from Asia Pacific region to the global Internet Community. The purpose of these workshops is to bring together the diverse stakeholder groups and experts to:
1) learn, identify and articulate the issues,
2) prepare models, set of common principles, structures and general charter provisions for the formation of "New IANA Corporation" or equivalent of that,
3) formulate a process to bring true global perspective and participation to this new self-governance mechanisms by raising regional interests.

Inputs from the result of 2 previous regional meetings (Americas and Europe/Middle East/Africa) are expected to be presented and shared.

Already, a number of people from outside Asia/Pacific region has expressed interest to participate. They include: Mr. Ira Magaziner, Senior Advisor to U.S. President, Dr. Tamara Frankel, Moderator of IFWP meeting both in US and Europe, Professor, Boston University, and Prof. David Farber, University of Pennsylvania, European ISP Association, Commercial Internet eXchange (CIX) and Information Technology Association of America (ITAA) to name a few.

The event is scheduled on August 12-13, at the ANA Hotel in Singapore, and will bring together regional experts and stakeholders as well as key members of the international Internet community.

We are seeking for more groups and parties concerned to join as co-host and participants of this meeting. We are open to constructive suggestions and proposals for the agenda, structure and topics to be discussed at this very important meeting.

For more information about registration and program, we will post them as soon as finalized
to : www.fwp-ap.ifwp.org (to be operational soon) and a number of relevant web-sites and
mailing lists. Or please contact Conference Secretariat:
c/o APIA (Asia & Pacific Internet Association)
7th Story RELC Building, 30 Orange Grove Road, Singapore 258352
Tel +65 834-2960 Fax: +65 738-7839 Email: apia-sec@apia.org

Conference Venue
ANA Hotel Singapore (www.anahotel.com)
16 Nassim Hill, Singapore 258467
Tel : +65 732 1222 Fax : +65 235 1516 Email : enquiries@ana-hotels.com Map at: www.anahotel.com/around/index.htm

Accommodations
We arranged special discount rates at the following 3 hotels. Please make reservations directly using "IFWP-AP" as the keyword to get the special rate.

ANA Hotel Singapore (www.anahotel.com)
16 Nassim Hill, Singapore 258467
Tel : +65 732 1222 Fax : +65 235 1516 Email: enquiries@ana-hotels.com S$130 +++ Superior room per night (Publish rate: S$300 -)
S$150 +++ Superior room per night
inclusive of 1 American Buffet Breakfast (for single occupancy)
S$170 +++ Superior room per night
inclusive of 2 American Buffet Breakfast (for double occupancy)

The Elizabeth Hotel (www.fareast.com.sg/hotels) 27 Mount Elizabeth, Singapore 228518
Tel: +65 738 1188 Fax: +65 732 3866 Email :elizabpr@pacific.net.sg
S$138 +++ Superior Single per night S$148 +++ Superior Twin per night
inclusive of : welcome drink, complimentary coffee/tea making facilities
American Buffet Breakfast, complimentary Fitness Centre & Sauna

RELC (Regional Language Centre) (www.hotel-web.com)
RELC Building, 30 Orange Grove Road, Singapore 258352
Tel: 65-7379044 Fax: 65-7339976 Email: relc@singnet.com.sg
S$97 ++ Single or Twin sharing with American Breakfast

Note:
1) Price indicated with +++ means:10% service charge, 1 % government tax and 3% GST (goods & services tax)
2) participants to advise arrival & departure dates
3) Complimentary shuttles between ANA Hotel and the Elizabeth Hotel will be provided

[This call is prepared as of July 17, 1998 and specifics are subject to change]


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Date: 07.19 0:20 PM
From: Izumi Aizu, izumi@anr.org
Subject:[iznews 608] Re:ジュネーブのコネクタ

出発前でいろいろ忙しくて、傍観していました。
風邪もひいていて。

電源プラグと電話のジャックは、けっこう面倒です。早く世界共通になって ほしいと、いつも思っています。

ジュネーブの電源ですが、私の泊まるホテルについては、JTBの添乗員の辻さん から、以下のデータが送られてきました。


プ ラ グ: Cタイプ、SEタイプ

C・SEタイプ:Cタイプはヨーロッパ統一規格以前のタイプでイギリスを除くヨーロッパ、ソ連、南米及びヨーロッパ諸国の旧植民地で使用されています。またSEタイプはヨーロッパの統一規格ですが、国、 地域によりC、SE両タイプが混在しています。

ただし、同じ町でも、ホテルによって違う、なんてこともたまにあります。
電源も、電話も。

古いホテルは、電話機にコードが固定されていて、どうしようもないことが ありますね。以前はわに口プラグ付きのケーブルをもっていって、受話器の 口にあたるところを外して接続した、なんてこともあります。最近はさすがに 減りましたが。

この間も、フランスで、どうしようもなくて、小さなホテルだったので、FAXの 線を無理矢理借りたこともあります。

では、今夜ジュネーブに向けて出発します。

会津 泉


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Date: 07.19 3:17 PM
From: Izumi Aizu, izumi@anr.org
Subject:[iznews 609] AP-IFWP ご案内と支援協力のご依頼(長文)

インターネットの管理運営の体制について、グローバルな検討・取組みが 9月末をめざして急ピッチで進んでいます。そのなかでも、IFWPという臨時 グループが、米国、欧州で会合を開催するのに呼応して、アジアでも同じ 枠組みでの会合を開催することになりました。以下にご案内とご支援・協力 の依頼を添付します。

アジアの関係者、日本の関係者も、積極的に参加・発言することが重要と 思います。ぜひ、ご検討ください。なお、資金面でも、会合開催面でも、 ボランタリーなご協力を切望しております。日本からも、こういうところでの 発言・関与がとても大事なんです。企業の皆さん、個人の皆さん、よろしく お願いします。事業者のみならず、ユーザーからのインプットも必要とされ ています。

他の関連リストなどへの転送、歓迎します。またメディアの皆さん、ぜひ 記事にして流してください。

よろしくお願いします。

(IFWP−AP コーディネーター:会津 泉)


1)参加案内

1998年7月

Asia Pacific International Forum on White Paper (AP-IFWP)
(ホワイトペーパーに関するアジア太平洋国際フォーラム)
−インターネットガバナンスに関する地域会合−

<参加ご案内>

日時:1998年8月12日(水)〜13日(木)
場所:シンガポール 全日空ホテル

よびかけ団体(7月18日現在):
アジア太平洋ネットワーキンググループ(APNG)、アジア太平洋ネットワークイン フォメーションセンター(APNIC)、アジア太平洋インターネット協会(APIA)、アジ ア太平洋政策・法律フォーラム(APPLe)、アジア太平洋情報開発プログラム (APDIP)、汎アジアネットワーキング(PAN)

私たちは、インターネットの新しい自立的な管理機構の設立について議論を行 うためのアジア太平洋地域における会合の開催準備を進めています。皆さんの 積極的なご参加を呼びかけます。

この会合は、「ホワイトペーパーに関する国際フォーラム」(International Forum on White Paper、略称:IFWP)が開催する一連の国際ワークショップの第3番目 の会合として位置づけらるものです。最初のワークショップは7月1〜2日ワシン トンDCで開催され、北米、南米、欧州、アジアの各地域から200人以上の参加 がありました。第2回目の会合は7月24〜25日にジュネーブで、インターネット ソサエティ(ISOC)主催のINET98と同時に開催される予定です。今後、南米での 開催も予定され、最終的には9月に米国で総括会議が開催される運びです。

6月の米国政府の「ホワイトペーパー」発表以来、ドメインネーム、IPアドレス、プ ロトコルといったインターネットのリソースを管理するグローバルで中立的な非営 利組織を新設するための一連の活動が、世界中のインターネット団体、利害関 係者によって進められています。

この会合は、一連の活動の努力の成果を集結し、世界のインターネット・コミュニ ティに対してアジア太平洋地域の声及び意見を提言していくことを意図しています。 一連のワークショップは、様々なインターネット関係組織・団体及び専門家が一同 に会し、
1)問題点を認識、確認、明確化する
2)新しいIANA(Internet Assigned Number Authority)または同等の組織を設立す るための枠組み、共通原則、組織構造、一般的な設立規約等を準備する
3)新しい自律的管理機構に対して地域的な関心事項を掲げることで、真に国際的 な展望と参加を促すプロセスを明示する

ことを目的として開催されているものです。また、先行して開催される2つの地域会 合(北米、南米及び欧州/中東/アフリカ)の状況が報告される予定です。

アジア太平洋地域以外からも、既に多数の方が参加の意思を示されて、その中に は、アイラ・マガジナー米大統領上級政策顧問、CIX(商用インターネットエクスチェ ンジ)、欧州ISP協会、米国IT産業協会(ITAA)、GIAWのモデレーター、タマラ・フラン ケル女史(ボストン大学教授)、IANAの移行アドバイサーの一人、デビッド・ファー バー氏(ペンシルバニア大学教授)などが含まれています。

この会合は8月12〜13日、 シンガポールの全日空ホテルで開催され、アジア太平 洋地域の専門家に加えて世界のインターネットコミュニティのキーパーソン、利害関 係者が一同に会する予定です。

私たちは、共同開催者をはじめ、スポンサー、会合に参加するグループや・団体・個 人を募集しています。この重要な会合で議論すべき議事項目、形式、及び話題等に 関し、皆様からの建設的なご提案をお待ちしております。インターネットの管理運用 に強いご関心をお持ちの皆様の積極的な参加を呼びかけます。

●問合せ先:
ホワイトペーパーに関するアジア太平洋国際フォーラム事務局
アジア太平洋インターネット協会 Asia & Pacific Internet Association(APIA) apia-sec@apia.org http://www.ipia.org
7th Story RELC Building, 30 Orange Grove Road, Singapore 258352 Tel:+65 834-2960 Fax:+65 738-7839

ホワイトペーパーに関するインターネットフォーラム(IFWP)に関する最新情報: http://www.ifwp.org をご覧ください

会場:ANA Hotel Singapore
16 Nassim Hill, Singapore 258467
Tel: +65 732-1222 Fax: +65 235-1516 Email: Enquiries@ana-hotels.com Web: www.anahotel.com 地図: www.anahotel.com/around/index.htm

※宿泊の詳細に関する情報は、http://www.ifwp.org をご覧ください


2)協力・支援依頼

1998年7月

Asia Pacific International Forum on White Paper (AP-IFWP)
(ホワイトペーパーに関するアジア太平洋国際フォーラム)
−インターネットガバナンスに関する地域会合−

<共同開催参加およびご支援のお願い>

前略
来る8月12〜13日、シンガポールの全日空ホテルに於いて「ホワイトペーパーに関 するアジア太平洋国際フォーラム」(Asia Pacific Inter-national Forum on White Paper、 略称:AP−IFWP)が開催されます。この重要な会合の開催にあたり、実行委員会(ステ アリング・コミッティー)を代表して、皆様の積極的なご関与、ご支援をお願いしたく、ご案 内する次第です。

本会合は、インターネットの新しい自立的な管理機構の体制について検討し、アジア太 平洋地域の意見を集約・提言することを意図して企画されたものです。当初の企画は、 アジア太平洋ネットワーキンググループ(APNG)、アジア太平洋ネットワークインフォメー ションセンター(APNIC)、アジア太平洋インターネット協会(APIA)、アジア太平洋政策・ 法律フォーラム(APPLe)、アジア太平洋情報開発プログラム(APDIP)、汎アジアネット ワーキング(PAN)の協力により開始されたもので、現在、さらに多くの組織、団体の皆 様にご共同開催・参加・支援を募っているところであります。

ご承知の通り、本年6月、米国政府による通称「ホワイトペーパー」の発表以来、ドメイ ンネーム、IPアドレス、プロトコルといったインターネットのリソースを管理するグローバ ルで中立的な非営利組織を新設するための一連の活動が、世界中のインターネット団 体、利害関係者によって進められています。

その一環として欧米をはじめとして、世界に広がる団体・組織有志によって、「ホワイト ペーパーに関する国際フォーラム」(International Forum on White Paper、略称:IFWP) が設立され、グローバルな検討・意見の集約が精力的に推進されております。7月1日 〜2日には、米国ワシントンD.Cにて、「グローバル法人設立アライアンスワークショップ」 (GIAW)という会合が開催されました。引き続き、ヨーロッパを中心に中東・アフリカ諸国 に呼びかけての会合が、7月24日〜25日にジュネーブで開催される運びとなっておりま す。今回のアジア太平洋レベルの会合は、これら一連の会合の第3番目にあたる地域 会合として位置づけられています。
この会合の意義は、一連の活動の成果を集結し、世界のインターネットコミュニティに対 してアジア太平洋地域の声及び意見を提言していくことにあります。このような理由から、 私どもは皆様に会合にご参加頂くことが非常に重要、かつ価値あることと認識しております。 アジア太平洋地域以外からも、既に多数の方が本会合への参加の意思を示されています。
この中には、アイラ・マガジナー米大統領上級政策顧問、CIX(商用インターネットエクス チェンジ)、欧州ISP協会、米国IT産業協会(ITAA)、GIAWのモデレーター、タマラ・フラン ケル女史(ボストン大学教授)、IANAの移行アドバイサーの一人、デビッド・ファーバー氏 (ペンシルバニア大学教授)などが含まれています。

一連の活動がきわめて急速に展開され、さらに時間的な制約もあるために、現時点ではまだ 議事項目・プログラム内容が確定しておりませんが、ジュネーブ会合を踏まえた上で早急に決 定される予定です。

皆様にお願いしたいご支援・ご関与の方法は下記の通りですが、皆様のご関心、立場に応じて その他の方法も可能です。具体的には事務局までお問い合わせくだされば幸いです。

1)共同開催者(公式に会合準備に参加)
一般の共同開催者は、営利企業をはじめ、とくに資格・性格を問いません。
2)実行委員会およびプログラム委員会への参加
 会合準備に関する実務をご担当頂きます。実行委員会は、業界団体などで法人格をもつ非 営利団体に限定されています。プログラム委員会には、団体または個人として参加可能です。
3)スポンサーとしての参加
資金、その他のご援助。最大2000米ドルまでの範囲でご協賛・ご寄付をお願いしております。
4)スピーカー、討論者、モデレーターとしての参加
ご専門、立場、関心事項に応じた議論の内容提供をお願いしています。

以上、積極的にご検討頂ければ幸甚に存じます。また、この件に関するご意見、お問い合わ せをお待ちしております。

なお、本会合についての最新情報は http://www.ifwp.org http://www.apia.org をご参照ください

草々

ホワイトペーパーに関するアジア太平洋国際フォーラム・コーディネータ
アジア太平洋インターネット協会 事務局長
会 津 泉
izumi@anr.org

【ご参考】
(1)アジア太平洋フォーラム・共同開催者(7月18日現在)
アジア太平洋ネットワーキング・グループ(APNG) http://www.apng.org
会長:タン・ティン・ウィー tinwee@irdu.nus.sg
アジア太平洋インターネット協会(APIA) http://www.apia.org
会長:ジン・ホー・ハー jhhur@nuri.net
アジア太平洋ネットワークインフォメーションセンター(APNIC)http://www.apnic.org
会長:高橋 徹 toru@tokyonet.ad.jp
アジア太平洋ポリシー及び法律フォーラム(APPLe)
会長:ライナ・グリーン laina@singnet.com.sg
アジア太平洋情報開発プログラム(APDIP)・UNDP http://www.apng.org
責任者:ガブリエル・アカシーナ gab@undp.org
汎アジアネットワーキング(PAN)・IDRC http://www.PanAsia.org.sg
代表:マリア・ウン・リー・フーン MariaNgLeeHoon@idrc.org.sg

(2) IFWPの実行委員会 (VOLUNTEER STEERING COMMITTEE) 参加団体
Association for Interactive Media (AIM)
Association of Internet Professionals (AIP)
Association of Online Professionals (AOP)
Asia & Pacific Internet Association (APIA)
Canadian Association of Internet Providers (CAIP)
Commercial Internet eXchange Association (CIX)
Computer Software and Services Association (CSSA)
Educom/Educause
European Internet Service Providers Association (EuroISPA)
Internet Service Providers Consortium (ISP/C)
Internet Society (ISOC)
Society for College and University Planning (SCUP)
US Council for International Business (USCIB)

(3) IFWP一般参加団体一覧 (7月2日現在)
* Arizona Internet Access Association (AIAA)
* Association of Internet Professionals (AIP)
* Association of Online Professionals (AOP)
* Asia & Pacific Internet Association (APIA)
* Camara Argentina de Bases de Datos y Servicios en Linea (CABASE)
* Canadian Association of Internet Providers (CAIP)
* Center for Democracy and Technology (CDT)
* Commercial Internet eXchange Association (CIX)
* Computer Software and Services Association (CSSA)
* Confederation for British Industry (CBI)
* Educom/Educause
* European Internet Service Providers Association (EuroISPA)
* Information Technology Association of America (ITAA)
* International Chamber of Commerce (ICC)
* Internet Alliance (IA)
* Internet Law & Policy Forum (ILPF)
* Internet Service Providers Consortium (ISP/C)
* Internet Service Providers of the UK (ISPA-UK)
* Internet Society (ISOC)
* Society for College and University Planning (SCUP)
* US Council for International Business (USCIB)


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Date: 07.21 6:36 AM
From: Izumi Aizu, izumi@anr.org
Subject:[iznews 610] from Geneba

今朝はやく、シンガポール・パリ経由でジュネーブに着きました。 30度を越える夏の暑さです。レマン湖に吹き上げる噴水だけが 涼しそうでした。

今年のINETの影の主役は、なんといってもドメインネームを中心とする、 インターネットの新しい管理体制をどうするか、です。米国政府のホワイト ペーパーを受けて、世界全体が合意・運用できる体制をつくれるのかどう かが問われています。

夕方、シスコが主催したレセプションに、主だった面々が集まりました。 なかでも、20数年インターネットのドメインとIPアドレス、プロトコルの管理 を担ってきた、IANAのジョン・ポステルとじっくり話ができたのが印象的 でした。彼は、けっこう楽観的に見ているようです。なにより、ソ連の崩壊 とか、パレスティナに新しい国別ドメインを与えるか、といった、歴史の転換 を常に追う仕事をしていることの刺激が強烈なようでした。

パリからの機内で読んだ、ウォールストリート・ジャーナルの記事によれば、 ヨーロッパでも、まったく新しい形の電話会社が続々と名乗りをあげようと しているようです。アメリカがインターネットを中心に、急に動き始めたわけ ですが。アジア、日本はまだまだ蚊帳の外、なのかなと思えてなりません。
では、また。

ジュネーブより

会津 泉


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Date: 07.25 7:25 AM
From: Izumi Aizu, izumi@anr.org
Subject:[iznews 614] Re: sociology database

可能性のないところを、あれこれ論議するより、できるところから 始めてしまうというのは、ずっと意味があると思います。

今日、ここジュネーブで、インターネットのドメインネームなどの いわゆるガバナンス問題についての議論があり、私もセッションの ひとつ、新しい組織の構成員=メンバーシップの議論のモデレーター をしたのでですが、似たような状況にぶつかっていました。

会津 泉


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Date: 07.31 8:34 PM
From: Izumi Aizu, izumi@anr.org
Subject:[iznews 617] 次の次 大分ワークショップ DAY 1 (長文です)

ジュネーブのINETからKLに帰ってきたのが月曜日でした。
火曜日1日KLで仕事をして、水曜に東京に移動。
昨日は、東京で1日仕事をして、今朝、一便でここ大分に到着しました。

で、私の「本籍地」であるハイパーネットワーク社会研究所主催の ワークショップ、「2002年 次の次 次世代インターネットの姿」と 題する会議が、今日午後から二日間開かれます。

その模様の一端を「実況報告」してみます。
会場には、地元大分の市民、企業をはじめ約150名。
ずいぶん集まりました。

基調講演 情報ネットワークのこれからの姿

公文俊平 GLOCOM所長・ハイパー研所長

1990年代に入って「情報革命」と呼ばれるとんでもない変化が起きているようだ と人々が理解し始めた。ところが去年の夏頃から、その変化がさらに加速始めた。 アメリカ、ヨーロッパと。ところが、なぜか日本だけ減速、ギャップは広がっている。
まず、加速しているところで何が起きているか。

「ツナミ」が起こっている。電話や放送のネットワークが、別のもの、パケット交換 型になるということはわかっているが、それ以上のことは何もわかっていない。
わくわくする時代だが、苦しい時代でもある。ユーザーも、お金をかけていいのか、 心配になる時代だ。
「収束型のインターネクスト」とも言われる。次世代のネットワークが、インターネット の仕組を基本に、すべてがそこに乗るようになる。具体的中味は、事業者によって 違う。ネットワークがつながらない心配もある。 費用も、ツナミのように下がっている。引いた後で
、通信産業の様相は一変して いる。具体的には、だれもわからない。だから、本当は「これからの姿」などという 題をつけてはいけなかった。
米国FCCのケナード委員長の演説:「ワールドワイド・ウェート」をなくす。
職場でも住宅でも、インターネットが気持ちよく、速く、安く使えるようにすることが 最重要。だが、どうそこに進んでいくか、わからない。

アメリカの「怪我の功名?」
住宅電話が定額制。インターネットを使い放題。二本目の電話も。電話加入の
需要爆発。電話、みんなが同時に使うことは前提にしていない。そこに需要集中。
遅い、話し中→不満爆発。 日本は定額制ではないので、利用も伸びない。

→本格的データ・ネットワークへ。
→収束ネットワークへ

IPネットワークへのなだれ
インターネットから始まる
イントラネットへ 企業、地域(CAN)へ インターネットの技術が応用
エクストラネット(企業間通信)

米国の主要プレーヤー
新しい流れに気がついた振興企業が登場
従来の電話会社 84年の分割後の会社も、インターネット用のネットワーク、サービス
提供を開始。

新世代通信事業:
ワールドコム(MFS+UUNet+MCI) 自社の回線で世界中をサービス 3〜4割コストダウン
スプリント:ION 交換機を捨てる インターネット型通信 7割コストダウン →10分の1
CANARIE(カナダ)5%に 20分の1の値段で提供可能
QWEST Level3 従来の回線はない うんと安く、更地からのIP
ただし、電話もやりたいので、費用が上がる
AT&T TCIを買収 CATVの同軸ケーブル利用
本格競争が成立する ただし、大企業対象の側面が強い
その他:コミュニティ・ネットワーク=CANの動きも

なお残る通信の別れ だれが勝つかはまだわからない
幹線:IPを何の上に流すか
ATM 電話を基本、本来インターネットに向いていない
SONET 光ファイバー中心
いまさら捨てるわけにいかない なんとか活用
新世代会社 WDM 多色で通信 一気に安く速く すぐにできるか?
競争が始まりつつある
市内のアクセスは、どんな線を使うか?
DSL、無線、ケーブル、光ファイバー
自宅にケーブルモデムを大喜びして入れた 10日で故障した!
ネットワークの哲学、イデオロギーの違い:インテリジェンスの所在
ネットワーク(中心〜周辺)か、端末か
インテリジェント・ネットワークか、スチューピッドネットワークか
AT&TとBTの合弁:インテリジェント・ネットワーク
応用は、ビジネスか娯楽か(ネティズン=智民 積極的に活躍)

パソコンの運用費 1台1万ドル/年間かかる
NC〜ウェブTV
ウィンドーズの再起動 (3時間おき?)
米国人が一年に失う価値:マイクロソフトの年間売上の2倍!
という報告が、近く大統領諮問委員会から報告される予定

われわれの立場:それぞれの地域でCANをつくること
LANからの出発 その相互接続 さらに地域・全国・世界網へ

新内閣の発足:評判が悪い、それだけに一所懸命
経済戦略会議発足 バラまきではなく、CANに5兆円をかける提言?
地域にネットワークをつくり、それを全国の幹線につなぐ

根底にある考え方
これからの情報社会では 個人から出発することが必要

個人の新しいモデル
心のモデル
これまで: 世界 >地域>個人 だった
これから: 個人がいちばん広い領域 >地域>個人

地域発信というが、本当にだれかが受信しているか?
お化粧はしても、中味はない?
GLOCOMでも、だれかに頼む、自分たちが見ない
そうではなく、まず、自分が作業をする空間であっていいはず
ワープロもメールも
その一部が外に出され、他人と分け合う

従来 家族、地域、国家・・・ 共通部分の抽出だった
個人のもつ要素、無限にあり、豊かな中味、深さがある
これがCANの基礎となる哲学だ

CANの中身 情報化の三段階
1) 情報・知識の価値の自覚
2) コミュニケーションと仲間づくり みんなと分け合う
COARAの発展
3) コラボレーションと地域起こし
みんなが同じ目標をもって心を合わせて、面白いこと、意味があることを
ビジネス、ボランティア、政治、宗教活動など、仲間と行なう

6月終わり、富山県山田村に行った、こういう例がたくさんある
80数歳のおじいさん、インターネットのメールが面白い
自分の村のなかのことを知る、講演も聞きにいく
食料品店の店主 10年前、パソコンを触ったがやめた
最近コンピューターが使える・使えないで分かれる 取り残されたくないと始めた
知らなかった仲間ができた 山田村の良さもわかってきた
リーダーの倉田さん
様々なプロジェクトを起こし

コアラでも同様、尾野さんは、コラボレーションの大リーダーでもある

CANの環境:支援システム
中身を支える仕組が必要
1)物理的ネットワーク IPネット
2)その上の機器、アプリケーション
やさしくて使いやすい、有用なものが必要
3)新サービス網
使っていると、疑問が続出するはず
助けになひる人、多様なサービスの輪が必要
ガソリンスタンド、電気屋さんと同じように

まとめ
CANこそ、次世代地域情報ネットワーク:
イントラネクスト

みんなでCANを作ろう!

次は、ゲスト講演、ピッツバーグから駆けつけられた金出さんです。

金出 武雄 カーネギーメロン大学ロボティクス研究所所長
3次元実空間のバーチャル化とその通信

尾野 ご紹介します。実社会に応用することを、いつも考えている人
アメリカの科学技術アカデミーでも、異例の若さでメンバーになった人

金出

いわゆる一般市民の方にお話することもある。公文先生のように、異なる分野の 研究者と話せるのも楽しい。
もっと違う毛色の人と一緒になった:小室哲哉と前夜祭で。だれか知らなかった。
小室 同じ:こんな人の歌を聴いたことはない! 断ろうか・・・ ロボットでは知られた人
娘に聞いたら「そんな人は知らない!」 (爆笑)
ロボット研究所とは。ロボットの研究。日本でいちばんよく知られているのは、無人運転の 自動車。85年以来10年以上取組み。自分で道を見つけて走る。全自動で。
NAVLAB USA Tour95 大陸横断3500キロ 実現 人はいたが、98.2%は完全自動。
最長102マイル。ロサンジェルスでスターと一緒に。ジェイ・レノー トークショーのホスト 無人運転 7000人が乗った

ビデオテープ

危険なところに無人運転
火星探査

。。。。。。

現実の風景をカメラを通して送る
Inside Out - (panorama)
Outside IN
ユーザーの視点の選択

Virtual Reality Real Reality

Implementation
Simulation

世界をそのままディジタル化するテクノロジー

Cape Canveral Launcher

実物からつくるのが、いちばん重要
設計図ではなく

でも、できないこともいっぱいある

Video Rate Stereo Machine をつくった
3次元のように見えるのではなく、3次元データをつくる

Soft Camera

51台のカメラと VCR をならべる
スタートボタンを押すだけでも大変 ロボットがほしい
1秒間に30枚×50=1500枚 の3色で、4500枚、10秒だと4万5千枚になる

統合 boxel というエレメントにわける
膨大な量のデータになる

バスケットボールの画像

最終的には大量のカメラで
自由な空間を再現すること

Virtualized Reality tm

実際に起こっていることを、バーチャルワールドに放り込む

大分との関係?

2002年のサッカースタジアムを、画像で再現
ネットワーク経由で見られるようにする

3人のバスケットで、10秒の画像、処理するのに50時間かかった!
絵を出すのは簡単 CGはいちばん簡単 元のデータをつくるのが大変

フィールドの4分の1くらいの大きさのコンピューターが必要になる!?
カメラが1000台

(この辺で、疲れでコックリしてしまったので、メモが抜けています)。

View on Demand
View Transition

FUll Immersion (Virtualized Reality)

カメラ同士をつなぐ線上でソフトカメラ再現するのは容易だが、 無関係な位置だと、ものすごく難しい

本当なのか、眉ツバなのか、わからないかもしれませんが、
完全にできると思います

ビデオテープはやめて、全部ディジタル化、します。
50数台のPCをパラレルにして、数時間での処理を目標

質問 距離を8ビットで表現されていたが、もうすこし密に?

金出 もっと精度を上げるのは重要 根本的な制限ではない
本当の意味での3次元的距離を出す必要はない、普通の人が 気づかない程度の絵ができればよい

公文 耳も連動できるか?

金出 もちろん、いまはしていないが、音響も3次元であったほうがよい
尾野 徹 大分の次の次
通信・放送機構への提案書の説明

通るのは、10分の1の確率

2002年 お金が落ちそう
スタジアムの近くに大きな団地ができる 光ファイバーを優先で 家庭までひいてはどうか? CATVの回線としても借りること可能 データを各家庭まで配信可能 ディジタルCATVも
地方放送局には、お金もない ディジタル化には行政の応援が必要 立命館アジア太平洋大学 無線ディジタルCATVを考える

広域点在型のコミュニティネット
できるかもしれない

個人の空間・世界観を広げるような、CANになる

ハイパーネットワーク・ルートマップ 1991年 の説明

中間の配信の仕組、インフラが必要
情報市民公社で?

社会的仕組にも挑戦することが必要

以上



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