FAQs




私がクアラルンプールに新しい研究所を作ると決めてから、
皆さんからよく聞かれる質問とそれに対するお答えをまとめてみました。


:何がキッカケでアジアに?

北京やシンガポールなどで開催されたインターネット関連の会議に参加し、アジアの途上国でインターネットの導入に取り組む若い人々にエネルギーに感じるものがあったのが一つ。日本で85年からパソコン通信、92年からはインターネットの普及に取り組んできたが、ある意味で一回りして、飽和感を感じ、もっと本格的にグローバルな活動をしなければ駄目だと思ったこと。いつも欧米の先進的な人々から知識や情報を得るだけではなく、その還元をすべきだと考えたこと、などがキッカケです。個人的に、海外生活の経験がなかったので、一度体験しておこうというのも大きな動機でした。


  :何をしたいの?

本質的には、アジアの後発途上国に、インターネットに代表されるコンピューター・ネットワーキングを拡げる活動に加わり、新しい社会の発展に貢献したいということです。

1995年、シンガポールに拠点をもつPAN(Pan-Asia Networking)というプロジェクトを知り、協力の可能性を追求してみました。しかし、日本の企業は、当面利益が期待できない分野への関心は薄く、政府援助は効率が悪く、民間協力活動も情報化までは視野に入っていない状況でした。そこで、活動の基本はアジアに進出している日本の情報通信関連企業に役立つことに置き、並行して途上国との共同プロジェクトにかかわろうと考えています。


:なぜシンガポールでなく、マレーシアなの?

最初はシンガポールを考えました。国際会議などでシンガポールをよく訪れ、ここを拠点にアジア全体を舞台に活動できると考えて。シンガポールは、空港・道路・生活環境などのインフラ環境がよく整備されている一方、生活コストの高さ、社会の「成長の限界」感、途上国の人々との生活感覚のギャップなどが問題点と思われました。

親しくなったシンガポール在住の日本人やシンガポール人には、皆「マレーシアが良い」と薦められました。市場の大きさ、今後の成長の可能性、マレーシア社会/マレーシア人の寛容さなどが、その主な理由でした。

そこへ、マレーシアで、マハティール首相自らが積極的に推進するMSC(マルチメディア・スーパーコリドール)計画が進展し、MSCの誕生を助けたMIMOSのトンク・アズマン総裁と世界中で何回も会い、MSCの関係者を紹介され、NTTがMSCに積極的に関与するなど、日本企業の進出の可能性も広がり、GLOCOMとハイパーネットワーク社会研究所の公文所長や大分県の平松知事もMSCの国際顧問に就任するなど、マレーシアとの関係が深くなり、最終的にはコスト要素を重視して、マレーシアを選択しました。ただしシンガポールも重要で、バーチャル連絡事務所設置を考えています。


:期間はどのくらい?

まったく決めていません。インターネットの世界の進化のペースはきわめて急激ですから、今から2、3年後の状況はとても読めません。たぶん、数年かかると思いますが、現実に応じて柔軟に対処するつもりです。


:資金はどうするの?

日本の企業・組織に「アジアインターネット研究会」の会員になっていただき、会費をお願いする予定です。非営利、個人会員もお願いします。個別プロジェクトの収入も予定します。いままで所属してきたハイパーネットワーク社会研究所および国際大学GLOCOMのプロジェクトにもかかわり、研究費を出していただく予定です。


:一緒に仕事をするスタッフは?

日本から私の秘書に一緒に行ってもらいます。別に、ネットワークの専門家が一人「パートナー」として仕事をしてくれる予定です。さらに必要に応じてパートナーやアルバイトを増やします。


:ハイパーネットワーク社会研究所やGLOCOMは辞めるの?

できれば「兼任」の形でアジア関連のプロジェクト、研究を共に進める予定です。


:今年はどんな動きをするの?

まず基礎固めとして、「アジアインターネット研究会」の活動を立ち上げ、会員ニーズに最適な情報の収集・提供とその分析および発信に集中します。そのために、なにより人のネットワークづくりに努めます。

国際会議も重視します。5月にGLOCOMもかかわる会議が東京で、6月はモンゴルでPANによるアジア各国のインターネット導入プロジェクトの関係者会議とクアラルンプールでインターネットの世界大会=INET97、9月にヨーロッパで日米欧の三極の政府・産業界の合同会議、10月にはマレーシアで九州とアジアの地域交流サミット、そのあと大分で「ハイパーネットワーク別府湾会議」が予定され、これらにかかわる予定です。マレーシアで独自の会議の開催も考えています。日本からの訪問使節団の組織、受け入れもしたいと思っています。

アジア諸国のインターネット関連の動向調査も実施する予定です。その他MSC関連や、アジア全体のネットワーク関係のプロジェクトがありそうです。


:日本にはどの位来るの?

会員への報告会、ハイパーネットワーク社会研究所、GLOCOMの研究活動などで、平均して最低でも2カ月に1回は日本に来る予定です。


:家族も一緒に行くの?

当初1年は行きます。その後は、子供の受験の問題などがあって、家族は日本に戻る予定です。


:連絡はどうすればいいの?

電子メールがベストです。izumi@anr.org までお願いします。




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